54 うるさい
短いけどめでたい。
……なぜ…忘れていた?
混乱していた。
園長先生ことこの誘拐事件の黒幕? を無視していたことに気が付かず、園長は怒鳴る。
「何よその目! 馬鹿にしてるの!!?」
園長先生は葵を蹴り始める。
葵は抵抗しなかった。
「先生! やめてください!」「園長先生!」「先生!」「落ち着いてください!」
施設の子供たちは口々に言う。
「最初からあんたに拒否権なんかないのよ! 黙って言うこと聞いていれば昔みたいに蹴られることなかったのに!!」
痛さはもちろん感じてる。
痛覚はあった。
身動きもろくに出来ないし、何より、抵抗する気力がなかった。
――ドゴォ!!
という音が聞こえて園長先生が吹っ飛んだ。いや、蹴り飛ばされた。
斜め後ろから蹴り飛ばされた園長は葵を飛び越えた。
「…ぇ?」
と声を上げたのは白髪緑メッシュの子供。
園長先生に押しつぶされた子供は「ふぎゅ」と声を出す。
「………………。」
その場にいた全員、お口ポッカーン。
その理由は、園長先生が吹っ飛んだからでもあった。でも葵は、園長先生を蹴り飛ばした人物を見ていた。
青年は眉間にしわを寄せて、殺気だった綺麗な……闇ボイス? な声を出す。
「さっきから黙って聞いてりゃごちゃごちゃごちゃごちゃ、うるさいんだよ。」
ッしゃあ!!
白「ッ!!?」
ナ「何?」
作「そんな事より○○君踏みつぶされちゃってる。」
ちょっと作者!?
作「わかってるって。メモ書きの2を書き終わったんだよね。」
ナ「あれ? 1に比べて短いね。」
うん。2は1に比べて明らか短いからね。ほぼ2の通りに書いたから…。
作「えッそれより○○君……。」
作者?
作「はい。本日、2025年、令和7年度、4月25日、約3,000文字、を書ききりました~!! ていうかキキ、私はメモに会った内容より、なかった内容の方が気になるからさっさとメモの内容書き写しちゃって。」
簡単に言うな。




