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53 園長先生

ローマ数字って個人的に好きなんですけど皆さんはどうですか?

() () () () () () () () () (10)(間違えてるかもしれません)

3999? まであるんですって。


 あそこはどうやら施設らしい。


 時は変わり、葵と光莉が筮さんに引き取られるとき……。


 同じ施設の子供たちは、ほっとしたような、寂しいようなよく分からない顔で葵たちに手を振っている。

 子供たちの中から一人、泣き虫の少年が飛び出してきた。


 茶髪の少年。名は優希。


 葵と光莉、優希と筮さんがいるこの場所は、葵が倉庫に連れていかれている途中見た、児童養護施設だ。


『じゃあね。葵。それと、光莉も。』


 目に涙を浮かべながら手を振る少年。

 葵や光莉も同じように手を振った。


『ばいばい。優希君。みんな。』


『待って。』


 優希が葵を呼び止める。

 そして『これ。』と言って葵にビー玉を渡す。


『青いビー玉?』


 渡されたビー玉は、かすかな光を放っていて、とても綺麗だった。


『どうして? これは、どこで買ったの?』


 葵は、あの女性がわざわざ買うとは思えなかったのか、疑わしそうに女性と優希を交互に見る。


『……俺ね、青いビー玉が欲しかったわけじゃないんだけど、園長先生がね、家の掃除してたら出ていたからあげるってくれたの。

 それでね、葵の目の色にそっくりだから、葵にあげたいって思ったの。

 ……園長先生のだから…いらない?』


 不安そうに葵を見る。


 園長先生とは、あの女性の事だろう。

 葵はポカンとしていた。だが、すぐににこりと笑って『ううん。ありがとう。』と言った。


『…また会おうね。』


『うん。』


 その様子を見ていた筮さんは園長先生に話しかける。

 筮は、ビー玉が放つかすかな光について聞きたかったのだ。


『ねえ、あなた。』


『…なにか?』


『あのビー玉、私には光ってるように見えるんだけど?』


『……気のせいではないでしょうか? 光の反射です。』


『そうかしら?』


 筮は疑っている。

 園長は溜息をついた後、


『しょうがないでしょ。私にだって、絶対に断れない理由があるの。』


 と意味深な発言をした。


『理由……それは』


 興味深い、が、怪しまれているのではぐらかされるだろう。

 筮だって大人だ。そのくらいは分かる。


『……謝っておいてもらえますか?』

『はェッ?』


 バカっぽい声が出た。

 でもうそをついているようには見えない。


『申し訳ないんです。

 あの子たちの能力(魔法)が怖くて、手を挙げてしまったことが…。』


『………………。』


『だってあの子たちは、違う。』


 何が違うのか、そう聞く前に、光莉が声を上げた。


『魔法の記憶、消しますね。』


 優希と園長は対象外だった。

 優希は光莉の意思で魔法をかけなかったが、園長は筮が対象外にした。まだいろいろと聞きたいことがある。


 施設の子供たちが覚えているのは、テレビに出ている二人が、施設で育ったことだけ。


ナ「ていうか気になったんだけどさ?」

白「何々?」

ナ「俺たちの中で最年少って誰? 白銀とか作者とかも、俺たちの事あんまり知らないでしょ。キキは多分全部知ってるけど…。」

作「…たしかに。ここでよく喋るけど、あんまり詳しくないよね。どうなの? キキ。」

 ……最年少は作者だよ? だけど、それってどっちの話? 魂の年齢? 肉体の年齢?

ナ「どっちでもいいけど?」

 じゃあ…肉体年齢は…

最年少 作者      (小学校低学年)

二番目 狐塚 鬼樹   (義務教育中)

三番目 白銀ノ聖桃蝶  (中学高校あたり 考えるの…だるい)

最年長 ナレーターさん (高校大学あたり)

 …あ、魂の年齢と一緒の順番だ。

 ちなみに魂年齢は…

最年少 作者      (肉体と同じ)

二番目 狐塚 鬼樹   (肉体と同じ)

三番目 白銀ノ聖桃蝶  (????歳あたり)

最年長 ナレーターさん (????歳あたり)


ナ「えッ雑だし適当。年齢わかんないじゃん。」

 ネタバレだから……。

白「ナレーターさん…ギリ年上…? ていうか四桁……(千の位)。」

ナ「魂の年齢が四桁って……どんな人生?」

白「自分の事棚に上げてじゃべら内でください。」

 まあまあ……はぁ…ちなみにこの年齢が今後の物語で鍵になることもあるよ。だから、覚えておいてね! ついでにブックマークとかもしてくれたら四桁組の年齢公開するかも!?

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イイネ等、よろしくお願いします。 え? なぜかって? しょうがないなぁ、そんなに言うなら、教えてあげないこともないですよ。 モチベにつながります。
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