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31 世界の常識に影響を及ぼす

「たのしそうやなぁ…。そう思えへん!? (ピー ネタバレだからいえないよ!)様!」


 俺は(ピー)様の方へ振り返る。

 (ピー)様は相変わらずの無表情。


「俺は…そうは思わない。」


「そうなん? いがいやなぁ…。」


 (ピー)様は「そうでもないだろ。」と言いたげな顔をしたような気がした。



「兄さんは、優斗さんと知り合いなの?」


 知らなかった…。


「いや? 友達から噂程度に。」


「そう…。」


 期待なんかしなきゃよかった。


「ところで、そこの芸能人二人と仲良くしてるなんて知らなかったよ。どこで知り合ったの?」


 光莉たち(そこの芸能人二人)は数回瞬きをしていった。


「旅館で…」


「リョカン? ああ、この前俺がパスしたやつ!」


 兄さんとは別の日にコンビニでケーキ買って公園で食べました。


 紗代さんが「パス……?」と言っていた。

 信じられない…とでも言いたげに。

 そしてその隣では、相変わらず優斗さんがボーっと一点を眺めていた。

 この中庭の噴水を眺めている。


「でも陸が芸能人と友達になるなんて思わなかったよ。」

(陸は目立ったりするの苦手…だし)


「はあ…。」

(今まで陽キャの友達が居なかったって事?)


 二人の間に気まずい沈黙が流れた。


(俺的には芸能人とはかかわってほしくなかったな…。)


(私…この人苦手かも…。)


(苦手意識もたせて陸とかかわるたびに俺に合うようにすれば自然と避けるようになるか…?

 陸には悪いけど)


 光莉はペットボトルのお茶に口を付ける。


「もしかして旅館でなんかあった? よっぽど運命的な出会いだったとか!」

(あるわけないけど、鎌をかけるか)


「ンブッフォ!!」


 光莉がお茶を吹き出して、目の前に座っていた光流にお茶がかかる。

 兄さんがいつもどうりの笑みを浮かべながら「は?」と言ったような気がしたが置いといて。


「葵!? 大丈夫!?」


 僕はハンカチを取り出して葵を拭く。


「姉さん…。」


「ごめん葵!!」


 光莉も葵を拭きだす。

 そして僕らは兄さんに「全部…説明してもらえるかな…。」と、ニッコニコの(目は笑っていなかった)笑顔の状態で言われた。


 そして今、正座させられた状態ですべてを話した。

 兄さんは「なんで仲間はずれにするの!?」と怒っていた。こういうところは父さんに似てる。





(まさか…この世に魔法をつかえる人間がいるなんて…。)


 俺は、漫画とかアニメの中だけだと思っていた。


「こっ…これで満足でしょうか…。」


 光莉ちゃんが小刻みに震えながら聞いてくる。


「うん。これで本当に、()()、なんだよね?」


 わざと笑って言ってみた。

 すると光莉は黙った。まだあるみたいだ。

 こんな世界の常識に影響を与えるような秘密をはなされたら、離れるわけにもいかねぇよなぁ…。


「前書きのあいつら誰?」

あいつら…って?

「だから、前書きの!」

ああ、まあ、気にしなくていいよ。

「気にするよ!」

…俺くんとピ様とでも呼んでよ。

言っとくけど、××くんと○○君と月リーダーとは全く関係のない、赤の他人だから。


いいね等やコメントしてくれたら××くんたちを早く登場させられるように努力します。


(もしかして陸が屋上の方から感じた視線…気配? って俺くんたちの事?)

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イイネ等、よろしくお願いします。 え? なぜかって? しょうがないなぁ、そんなに言うなら、教えてあげないこともないですよ。 モチベにつながります。
― 新着の感想 ―
⁉前書きのって……ななちゃん⁉(意味伝わるか?)
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