18 海は声フェチ
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「なぜ! 陸は!! この日に!! 生まれたん、だー!!!」
うるさ。
「はあ。あのね、海斗。誕生日は変えられなh」
「うるさーい!!!!」
僕からしたらお前もな?
「海斗。周りの人に迷惑だから、静かにしよ? ね?」
「…は!? ……い。」
「えらい。」
僕は海斗に深呼吸を促す。
「ふぅーー…はぁーー。」
落ち着いたかな?
「今日は…」
「…何?」
「推しの…生配信&グッツの発売日…!」
………………。
「…あー……、んー? あはは…。そっか。」
苦笑い。苦笑いしかできなかった。
心のどこかで、え? そんな理由? と、思ってる自分がいる。
「…ていうか、生配信なら、ここでも見れるよね。」
「は?」
静かだけど、小さい子にトラウマを植え付けるくらい怖い声色。
当然だけど、顔も怖い。
「何言ってんだお前。推しの生配信だぞ? 今この世界のどこかで話してるってことだぞ? そんなの、最高級のスピーカーで大音量にして鼓膜破れるくらい幸せに浸んねえと物足りねえだろ!」
「あはは…。いや、さすがに大げさ…。」
じゃない!
目がマジ!
怖い!
「息継ぎの音とかさ? 聞きたいじゃん!」
…怖い。はっきり言って…ストーカー。
…海が…声フェチなの忘れてた。
突然ですが皆さん! アムドゥスキアスという悪魔を知っていますか!?
「知らん。」
話を聞け?
「だからあたしゃ××くんのことが知りたいんだって!」
そー。それでねアムドゥスキアスは…
「話を聞け。」
アムドゥスキアス(Amduscias)、アムブスキアス(Ambuscias)、またはアムドゥシアス(Amdusias))とも呼ばれ、『ゴエティア』によると29の軍団を率いる序列67番の地獄の公爵である。(ウィキより)
「どこで知ったの。そんな事。」
ネタ探し。
「あっそ。」