15 小さな疑問(ここからすべてが始まる☆)
25,10,12修正
どうしよう。僕のせいで光莉と……葵が筮さん? に睨まれている……。
申し訳ない……。しかしごめんなさい。僕は怖いので何もしません。
……いややっぱ助けた方がいいのかな? どうすればいいか知らんけど。
筮さんは光莉たちを数秒睨んだ後、「はあ……。」とため息をついて僕の方に振り返り言う。
「まあ、ここにいるってことは何らかの理由があるんでしょね。」
何らかの理由? なんだそれ。
その理由とやらがちょっと気になったが、筮さんが
「ついてきて、案内してあげますから。」
と言った瞬間にコロリと忘れた。我ながら単純だなと思いますよ!
そうして僕らは筮さんの後を黙ってついていく。
その時、光莉が小声で話しかけてきた。
「あのさ、私青い花の場所知らないんだけど……。」
確かに、さっき僕が口に出した時、二人とも知らなそうな顔してたな……いや、してたかも。
いや、だったら……――
その時思い浮かんだ、小さな疑問。
――ここの関係者も知らないのに、部外者のあのお兄さんが知ってるのはおかしくないか――?
ここからすべてが始まった。
第一章…終わりです。
疲れたー。
「そんな事言ってないで続き書く!」