9 お互いの名前を知ろう☆の回
一回データ飛んじゃったんだよね…。
書き直したら30文字くらい減った…。
「あのねえ、ボクらは芸能人だよ!」
猫を抱えている赤髪少女が言う。
首をかしげる僕を見て、青髪少女は赤髪少女に言った。
「おかしいなぁ。私たちそこそこ有名だよね!! ねえ葵!」
「いやボクもそうだと思うけどねえ……ねえ姉さん! もしかして過去の人なの!?」
赤髪少女も言う。
必死に言ってるけど、僕は少し眉を下げた。
うん。必死になってるけど、でも……。
「いや、ごめん……知らない……。」
「………………はあ……まあいいよ。過去の人にこんなこと言っても無駄だしね。」
的確に急所を突いてくるなこの毒舌赤髪少女……。
・・・
「まあ、改めまして……初めまして、だよね? 光莉……です。ほら、葵も、」
青髪少女が名乗り、隣にいる赤髪少女を『葵』と呼んだので、赤髪少女は葵と名乗るのかな……とも思ったが……案の定予想は大外れ。
「初めまして。光流です。よろしく。」
あっ、違った。全く別の名前だった……。
そして彼女らの赤と青の目が僕とジッと見つめた。
僕は一瞬怖くなったが、数秒考えて「あ」とつぶやいた。
そうか、次は僕が名乗る番か。
「えーっと、こちらこそ、よろしくお願いします。西村……陸です。」
僕が頭を下げると、光流が早口で言った。
「あっ、あと、さっき……過去の人なの!? とか言っちゃって、ごめんなさい。」
光流がそう言って頭を下げる。
芸能人なのだったら、自分の評判を下げないためってのもあるだろうな。
「いえ……全然、大丈夫です……。」
「でも……。」
「あの、本当に……大丈夫ですから……………。」
そう、本当に、大丈夫だから。
あの、地獄のようないじめの日々に比べたら、全然……。
「いじめ、ダメ、絶対。」
作者? どした? まあ、そりゃ常識だけども。
「私は、この物語のおおもとのおおもとを作成した年齢であれば何歳にでもなれるのです。」
へー。で、今何歳くらい?
「小3くらいでしょうか……。前回は人見知り発動してああなりました。」
ふぇー。
「興味ないか……。」
いーねとーよろー。