表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能登羽警部のバカミス事件簿  作者: 恒河沙
電車の殺人
4/24

電車で席を譲りましょう

「すみません、席を譲っていただきませんか?」


 電車に乗るおばあさんは、よたよたした様子で、席に座る佐竹に声をかけた。


「……すいません……わ」

「譲ってやれよ!」


 佐竹の友人である霧島は、佐竹に席を譲るように言った。


「で、でも……、これ以上は……。」


「キエエエエエエエエエエ~~~!!」


 席を譲らないと判断したおばあさんは、手に持っていたマシンガンを佐竹に向かって乱射した。


 佐竹は腹中を穴だらけにされ、その風穴から血が噴き出した。その様子を見ていた近くの乗客はパニックに陥る。


 皆、佐竹とおばあさんから離れていった。


「はあ、やっと座れたねえ~。」


 おばあさんはそう言って、佐竹の横の席に腰かけた。


 霧島は今すぐにこの場から離れたかったが、佐竹が最後の力を振り絞って、霧島の腰に手を当てた。


 霧島の腰はべっとりと佐竹の血で汚された。


 霧島はそれを確認すると、大きく舌打ちをした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ