12話 お誘い
僕、白々白は思った。
『なんだこの状況は』と。
さて僕はエーデと実に2日ぶりに偶然にも出会った。
僕たち両者は聞きたいことがやまやまあった。
きっと。
木々が風に揺らぐ中、僕は言葉を紡いだ。
「エーデ…ちゃんと呼んでもいかな。」
嫌悪。
気持ち悪かった。
第一声がこれである。
あ、僕バカじゃん⁉
自己嫌悪に苛まれた時間は、この間、実に0.2秒である。
「ふうぇっ⁉えっと、えーと、はぁはぁ…喜んで?」
実に可愛らしい反応だった。
彼女のさっきの反応を脳内録画して一生、心に残すと誓った。
それにしても、改めて見ると本当に可愛らしいな。
銀髪のように輝いてはいなくとも、白髪のように八面玲瓏、つまり透き通っていた。
彼女を見ていると雨、雫そんな情景が思い尽くす。
彼女は僕に近寄って言った。
「じゃあっ、私も、その…ハクくんと呼んでいいですか!」
目をつむり、まるで断られる確率が1%以上もあるかのように彼女は言葉を振り絞った。
待ってくれ。
破壊力。
異性からの『くん』呼び、とても、どことなく、なかなかに、『YES!』といった感じたった。
「もちろん、エーデちゃん。」
「ハクくん…。」
とても初々しい反応であった。
客観的に眺めてみても良い雰囲気なのではないかと思う。
「あの…もし用事がなくて、時間が余ったりしていいたら…ハクくんも私と一緒にその、いやっ、やっぱりなんでも…。」
彼女は言葉を言いかけ曖昧に終わらせた。
「一緒に、どうしたの?」
だが僕は気になったため聞き返した。
「あー、その…家に来ません?」
ふぇぇっ!?
そんな言葉を付け足して、彼女は言った。
なんで君の方が驚いてんだよ!誘い方ヘタッピかっ!
とてつもなく彼女は僕が思っているより大胆だった。
未成年の異性同士が二人っきりでいるのはどうだろうか。
いや、僕は全く気にしないのだが。
果たしてそれらは僕の中の常識と相違ないか心配だ。
僕は全く気にしないのだが。
彼女の胸はこんなこんなにも魅惑的で大した大きさもしてないのに目がいってしまい、一望無垠。
僕は全く気にしないのだガッ………。
あれ、僕って変態だっけ?
自分とは案外、下心の塊であると今ここで知った。
ちなみに彼女の問に対しての答えはもちろん『YES!』。
エーデってかわいいな〜
「エーデの良さは僕だけが知っている。」
YES!YES!YES!YES!
(これに関してはエーデの下心とハクの下心が奇跡的に合わさり化学反応したって思ってください。)




