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僕は転移し魔女と出会う  作者: けんT
第1章 ランデブー編
11/21

11話 曲線美(承)

さて、あのときの私はかなりテンパっていた。

異性となんて話したことなんかなかったから。

彼はなんだろう。

知りたいな。

そんなことを思っていた。

だがその後、ショゴスに襲われた。

『幽体の剃刀』はそれほど魔力(マナ)を使わなくても高火力を出せるからよかった、護身用に覚えておいて。

魔術や魔法は私にとって、ただの暇つぶしだ。

私が死ぬまでの暇つぶしなのだ。

それ以外にすることがないから。

お母さんの私物から、というより遺品と言ったほうがいい、大量の魔導書を読んで、解析して、試してみる。

その繰り返し。

有象無象は知らない、私の孤独な趣味。


彼、ハクさんとの最後の会話。

名前を交わしあった。

肉親以外から始めて優しくされた。

どうしてだろう、私は彼とまた会いたい。

彼は村の人に保護されただろうか。

私は村の人をあまり知らないのに優しいと言った。

無責任。

もう村を出たのかな。


「ごちそうさまでした。」


そう考えているうちに朝食を食べ終わった。

それはそうと、家の仕事を終わらせてからアド湖の近くで日向ぼっこでもしようかな。

その帰りに、ほんの少しだけ、村に寄ろう。

ハクさんともう一度話がしたい。

準備を整え、玄関を開ける。


「行ってきます。」


誰もいない玄関にその一言はただ虚空に届くだけだった。


さて歩いて来た。

道にもならぬ道を突き進み、湖の近くへゆこうとする。

気分転換のために鉛筆と紙を持っていった。

特に意味なんてないが。


「今日は少し暑いな…。」


暑いと言っても、私が全身黒の服装をしていれば、自然と光を吸収して暑くなるのは目に見えているのだが、私のお気に入りなのだから仕方がない。

もし本当に暑かったら、上だけ脱げばいいことだったから私は着続けた。


「別に私の貧相な身体に興味がある人なんていないだろうし。」


心配性皆無である。

さてとしょうもないこと考えてないで、早く行こう。


「おーい、エーデ!…さん?ちゃん?」


背後から私の名を呼ぶ声。

その名前を知っているのは。


「んー…、あ…ハクさん…。」


極めて、2日ぶりに出会った。

それはそうと私的に、エーデちゃん的には、エーデ、もしくはエーデちゃんと呼んでほしい。

そんなふうに思った。

ここで多少欲張っても罰は当たらないだろう。

エーデはかわいいな〜。

これから可愛がってあげよう!!

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