10話 曲線美(起)
私はエーデ。
人々から畏怖され、戦かれ、『恐怖』の象徴である魔女だ。
『血筋』、巡り巡って私に廻ってきた『呪い』。
それを他者からは、男に見捨てられ自殺し、呪いとして子孫たちに魔の力を供給、いや、与え続けている。
甚だ、そんなにそんなに人の『想い』とは強いモノなのだろうか。
なにがどうして私にこんな才能があるのかは、祖先しか知らない。
はたまた神なら知っているのかな。
実在するか分からないものを考えてもな…。
たが想いというのは良い方に転ぶこともあれば悪い方に転ぶこともある。
その他、大勢、有象無象からはそんな呪いによる魔を授かった私に向けられる想いはどう考えても『悪い方』だった。
もはや他者からどうのこうの言われすぎて、人と関わる事を諦めてしまっている節がある。
私が生まれて17年。
そう17年もの間には。
私はほとんど父としか話していなかった。
本当に優しかった。
【どれだけ強い力を持っていたとしてもその強さは『外観的な物』でしかないんだ、本当に必要なのは心の強さ『内観的な物』なんだよ。そうしていればきっとエーデを好きになってくれる人が現れるから。】
そんな名言を残した13日後に崖から落ちて亡くなった。
不幸な事故だった。
天涯孤独になった。
母はいない。
私を産み落とし亡くなったと聞かされた。
魔術がすごく綺麗だったらしい。
魔術と聞いて、強い、弱いではなく美しいと父は言っていた。
「あむっ……………。」
朝食を食べながら私は考えていた。
2日前の夜。
そう、アルト流星を眺めていた。
1世紀に1度流れる光啓の星々。
当然私に一緒に見てくれる友達なんかもいないわけだから、1人ぼんやりと眺めていた。
【ごめんなさい、隣、座ってもいいですか?】
そんなこと言って隣に座られた。
魔女なのに。
人から畏怖され恐怖される対象のはずなのに。
この人は。
ハクさんは…。
【関係あります?】
間抜けな物言いに私は。
こんな本当に何も知らなそうな顔をされて私は。
私を否定しない異性に私は。
ただ嬉しかった。
私は涙した。
エーデはカワ(・∀・)イイ!!
異論はミトメン




