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六章 「ゴブリン退治!」

魔法剣−見た目は普通の剣だが、魔法をまとわせることが出来る。まとわせた属性により色々な闘い方が出来る。習得するには相当な訓練が必要。他にも、魔法斧、魔法槍などが存在する。

キリマ平原。


ホムラはデビルゴブリンの住家に向かっていた。


クルルもそれを追いかける。


「ついて来ない方がいいぞ。アイツは強い。」


不意打ちをくらったとはいえ、負けたのは事実。

それがホムラの自尊心を深く傷つけた。


ゴブリンに、俺が負ける?そんな事があって良いはずが無い!


二人はデビルゴブリンの住家に足を踏み入れる。



一方、ギンはトビマルの野生の勘を頼りに、デビルゴブリンを探していた。


「恐らく、こっちだと思うんすけどねえ。分からないでやんすよ。」


「こんなことしてる間に、ホムラの野郎がデビルゴブリンを倒してるかもしれないっす。もたもたはしてられない。」


ギンは辺りを見回す。

ゴブリン系のモンスターが住家にする岩山はこの辺りにはなさそうだ。

そもそも、こんな所にモンスターがいるとは思わなかった。


「さっきのドラゴンも相当ボロボロだったっすよねぇ。」


ギンは疑問に思っていたことを口に出す。


ドラゴンは、本来こんなのどかな平原にいるモンスターではない。

人里離れた山奥などでひっそりと暮らしていることが多いのだ。


「あっしも気になっていたでやんすよ。ドラゴンが傷つくなんて、よっぽどのことがあったみたいでやんすねえ。」


トビマルがそう言った次の瞬間。

いきなり、太い棒のような物が回転しながら飛んでくる。


ギンはとっさに炎属性の魔法剣で防ぐ。

棒は発火し、灰となった。

「何すか!一体・・・」


小人の姿をしたモンスターが立っている。

デビルゴブリンだ。


トビマルは翼を羽ばたかせる。

ものすごい風圧だ。


しかし、デビルゴブリンが吹き飛ばされる様子は無い。


「な、何イ!」


デビルゴブリンはとても小柄。これほどの突風で吹き飛ばされない訳がない。


(おかしいっす!役所の人の話によると、デビルゴブリンは逃げ足だけの雑魚のはず!隠された力があるんすか?)


デビルゴブリンの拳が飛ぶ。

トビマルは地面にたたき付けられる。

地面には亀裂が入った。

ものすごい怪力だ。


トビマルはピクリとも動かない。どうやら、気絶してしまっているようだ。


ギンは魔法剣を構える。


(コイツ・・・やっぱり強い!)



一方、ホムラとルーナはデビルゴブリンの住家の前まで来ていた。

大きな岩山に空洞がある。

ホムラの話によると、ゴブリンは暗く広い場所にいるのを好むらしい。


ここは、まさにピッタリの場所だった。


「・・・ホムラさん。ここにデビルゴブリンがいるんですか?」

クルルが尋ねる。


「・・・恐らくな。奴らにとってここまで快適な住家も無いだろう。」

ホムラは空洞の中を覗きこむ。


「妖気がぷんぷんしやがる。この中にいるな。」


二人は中に足を踏み入れる。


中はかなり広かった。

生物がいてもおかしくない。


「この奥に、デビルゴブリンはいるみてえだな。」


二人はなるべく足音を立てないようにしながら中へと進む。



デビルゴブリンが現れた。二人の存在に気づき、姿を隠していたらしい。


ホムラはとっさに魔法剣(カタナVer.)を抜く。


カタナが炎に包まれる。

ホムラは、炎属性の使い手のようだ。


カタナがデビルゴブリンの身体を貫いた。


しかし、次の瞬間ホムラは殴られたような衝撃を受け、吹き飛んだ。


ホムラは身体を思い切り壁に打ち付ける。


「どうしたんですかっ!ホムラさん!」

クルルがホムラの元へ駆け寄る。


「・・・カタナが、アイツの身体をすり抜けた・・・」

ホムラはかなり動揺している。


ホムラの剣技は、無駄の無い素晴らしいものだった。それなのに、デビルゴブリンには傷一つついていない。



ガサッ、と音がする。


クルルは目を疑った。


デビルゴブリンの数が三体に増えている。

気配は全く無かった。


いきなりそこに現れたかのようだ。

「まさか・・・これって・・・。」


デビルゴブリンは三体同時に襲ってくる。

ホムラはカタナでその内の一体を斬るが、やはり無傷。


すり抜けてしまっている。ホムラは一斉に攻撃を受ける。

「かっ!かはっ!」


クルルは風属性魔法・カマイタチを発動し、ホムラを救出しようとする。

しかし、風の刃はデビルゴブリンの身体をすり抜けるだけだ。


ホムラは何とか攻撃を避けている。

しかし、このままでは体力に限界が訪れる。


クルルは、必死に作戦を練っていた。

(恐らく、デビルゴブリンには呪いがかかっている!)



呪い。

相手の身体や精神に異常をきたす特殊な魔法だ。


デビルゴブリンにかけられていると思われるのは、分離の呪い。


一体のモンスターからコピーを作りだす呪いだ。


コピーには全ての攻撃が通用しない。

コピーを消すには本体を倒すしか無いのだ。


誰が呪いをかけたのか、疑問は残るが今はそんな事を考えている場合では無い。

(ここにいる三体は偽物・・・。本体は一体どこに・・・。)


一方、ギンはデビルゴブリンと互角の闘いをみせていた。

疲れしらずでタフなデビルゴブリンに長期戦は危険と判断したギンは、そろそろ決着をつけるつもりだ。


「見せてやるっすよ。僕の力を。」


ギン、主人公なのに出番ないですね(笑)。次回、ちょっと頑張ってみようと思います。

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