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その二十一 マヤの十字架 これでシリーズは完結

マヤの神話と伝説


マヤの十字架


 このテーマに関しては、マヤ世界でとても興味深い物語があります。

 スペイン人がユカタンにやって来た時に、彼らはその地に十字架があることを発見し、驚きました。

 石で作られた2メートル程度の十字架が彼らの注意を惹きました。

 これがある家のパティオ(中庭)の中央にあったのです。

 その次には、とても目立つ神殿で発見されました。

 この神殿に大勢の先住民が訪れていることを確認するにそう時間はかかりませんでした。

 この神殿はマヤの人々にとっては神聖な植物であるとうもろこしと思われるシンボルによって飾られておりました。

 土地の神を表現した一つの奇妙な仮面の頭頂に見ることが出来ました。

 高所には「星々の主人」である崇高な鳥であるケツァルが聳え立っておりました。

 神々に生贄を捧げる二人の神官の像もありました。

 このモニュメントはユカタンの堅い地に近いコスメル島にありました。

 水の神か雨の神に捧げられておりました。

 何処で、或いは誰にこの印は捧げられているのか、ということに関する話を聞いたことがあるかと、先住民に尋ねたところ、先住民はずっと前にこの地に来た背がとても高く、美しく、白い肌をした一人の男に、と答えたものです。

 この男は自分を忘れないようにとその十字架を残していきました。

 部落の長老は説明しました。

 「この十字架は我々の部落で崇められている。というのは、この十字架に太陽よりも光り輝く光に満ちた一人の男が命を捨てたからなのだ」

 この物語はコロンブスが新大陸を発見するずっと前にキリスト教の伝道士がメキシコの地に足を踏み入れていたとする学説を証明することになるかも知れません。

 十字架に崇敬の念を起こさせ、イエス・キリストのことを話すのは他でも無く、彼らなのですから。

 しかし、一方で、マヤの宗教は重要なところで、キリスト教とよく似たところがありました。

 例えば、十字架というものはキリスト教で独占されるべきものでは無く、イエス・キリストの死のずっと前、何世紀も前に、古代文明で使われていたのです。



- 完 -


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