表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/38

帰還という名の悲劇

大変長らくお待たせいたしました!

何とか把握&修正を終えたので次話を投稿させていただきます!


 薄暗い場所に1つの影があった……正確には人型の影で、その影はずっとある一行から一定の距離を保ってその後を追う。



 「……」



 突然影が止まった。影の近くに1羽の鴉モドキが飛んできたからだ。



 「……」



 鴉は一切鳴くことなく影に近づいてはその動きを止める。その目には魔法陣らしき紋章が見えた。その陣を見ると頭の中で声が聞こえた。



 『……聞こえますか?』



 『問題ない……』



 影は頭の中からコンタクトを取ってきている人物を知っている。それ故に影は一行から離れたのだ。



 『彼らはアテナの迷宮を攻略したみたいですね……一刻を争います。例の作戦を決行します……場所は――』



 

 数分後、再び影が動き始めた。全ては自身の望みを叶えるために……



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 迷宮攻略を無事達成したソーマ達は、攻略の報告をする為に帝国へ帰還しようとしていたのだが……



 「あのエセ女神、絶対に戦闘中にこの禁術使ってなかっただろ……」



 休憩がてら独り言をぶつくさ言っているソーマを女性陣は何やら生暖かい眼差しで見つめていた。



 「ま、まあ無事に攻略が出来たのですし良しとしとしようじゃありませんか」


 リアンがフォローをしてくれるが、当の本人はどうやら自分の世界に入ってしまっている様で反応が無い。



 「あら、今回は結構滅入ってるのね……まぁ、今回の迷宮に関しては最初からちょっとアレだったし、ね」



 シーナの発言にソーマの頬が僅かにピクる。どうやらシーナの発言はソーマの精神にクリティカルダメージを与えたようだ。



「はぁ、そろそろ移動すっか……ん?」



 ソーマがよっこいしょと爺臭い掛け声で立ちあがると、ふと後ろを見つめたまま動きを止めた。ルーシェ達が気になって近づくが、ソーマの目つきで察して即座に警戒態勢に入った。流石というべきか切り替えが非常に早い。



 「何か……居るの?」


 首を傾げるルーシェにソーマは頷いて肯定する。



 「少し前から何かに尾行されているっぽいんだよな……」



 そう言いつつも視界には特に違和感も無く……いや、1つだけあった。



 「ねえ、影が1つ多くないかしら?」



 シーナの言葉で合点がいった。そう、多いのだ。4人の筈なのに5()()()の影がここには存在していたのだ。しかもあろう事かその影はリアンの背後にまで来ていて、ナイフのような武器を振り上げていた。



 「ちっ、リアン避け――」



 ソーマの警告が伝わる前にそれは起こった。


 

 「えっ?」


 そんな間の抜けた声と共にリアンは尻餅をついていた。そのの目の前には……



 「っ……ど、どうにか間に合ったみたいね」



 心臓辺りにナイフが刺さって多くの血を流しているシーナの姿があった。



実の所、新しい小説のプロットも考えていたので遅くなったりしてました(苦笑)

良ければ新しい方もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ