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スキル『洗濯』の能無し悪役令嬢は、冷酷王太子殿下と虹染めに夢中〜無自覚溺愛に振り回されつつも、隣国は楽園です!〜  作者: 櫛田こころ


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第69話 報告します

 き……キスの嵐を受けた以降は、のんびりと当初から予定していたピクニックの続きを楽しみ。


 日の入りする前に城へ帰ることになりましたが、門の前にはいつからいらしたのかディルスお兄様とリーリルお姉様がいらっしゃいましたわ。今日のことを報告せねばいけないでしょうか……いいえ、しなくてはいけませんわね!!



「帰ってきたか」

「おかえりなさいませ、姫様。殿下」

「た、ただいま戻りましたわ!」



 リデル様に馬から下ろしていただくと、即座と言わんばかりにリデル様がわたくしの肩を掴みましたの。というよりも、抱えているとでもいうのでしょうか?


 まるで、お兄様方にわたくしたちの新しい関係を見せつけているような……。


 あちらは聡い方々ですので、それでもうおわかりになったらしく。お姉様はにこにこ笑顔で、お兄様は上機嫌に口笛を吹いていらっしゃいましたわ。



「意外と早かったな?」

「……面白がっていないか?」

「は? まさか~」

「ディオス様、そのように緩んだ表情では説得力がありませんわ」

「そーか?」



 バレています。物凄く分かり易かったのでしょう……わたくしの気持ちの方も!!


 恥ずかしいですが、両手で顔を隠すしか出来ませんわ……。



「……とにかく。レティは俺の婚約者だ。それは間違えようがない」

「言うようになったなあ? まあ、嬢ちゃんの方もバレバレだったけどよ?」

「……そう、なのか?」

「……恥ずかしい、ですの」

「しかし、お疲れでしょうからここからは別行動になります」



 はい、とばかりにお姉様がすぐにリデル様の中から脱出させてくださいましたの。力持ちさんではありませんのに、素早い所作でしたわ。



「……俺はもっといっしょに居たいんだが」

「今日明日でいなくなるわけじゃねぇんだし。風呂とかゆっくりさせてやれよ?」

「……」

「すまんな、嬢ちゃん。こんなガキんちょでよ?」

「子どもじゃない!」

「大声出すなよ、おい」

「失礼しますね~~」



 とりあえず、ゆっくりお風呂に浸かりたいのは本当でしたので……お姉様について行くことになりましたの。


 動きやすい服装とは言え、今日一日の出来事が……あまりにも目まぐるしく凄すぎて!! キスだけで腰が砕けそうになるとか本当だと実感したら、また照れてしまいますわぁ!!



「……はぁ……」

「姫様? 夢のような時間を過ごされてきたのでは? 顔に凄い出ていますわ」

「そ、そんなにもですか!?」

「ふふ。素直なレディは好かれますわ。……ちなみに、どこまでいきまして?」

「ど、ど……ちょっと、大人のキスまで」

「健全ですわ。外で致すなど言語道断ですもの」



 その発言、お兄様はお姉様へ致したということでしょうか? 口移しの水ですら、周り関係なく普通にされていましたもの。あれは、半分は緊急だったからですけど。


 とりあえず、報告したい方には出来たので……これで、よかったのでしょうか? 陛下にはリデル様がお伝えするとは事前におっしゃっていましたけれど……。

次回は月曜日〜

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