第49話 月と太陽の反転
陽のひとつは解放され。
陰やほかはまだなにも。
しかして、変革はなされた。
我らの目覚めも、時期に近い。
『月の北』。
『月の南』。
順番に来い。
なぞらえるようにして、来い。
間違えてはならん。
我らを越えてゆくのは構わない。
しかして、穢れは慎重に。
我らの主神のためにも。
ひとつ、ひとつでよいのだ。
我らのためにも、ひとつずつでよいのだ。
何故なら、誤れば主神も危ない。
かつての、おぬしらが仕出かしたこと。
かの封印された国から、冥府に繋がったのもそのためぞ。
しかして、流れに流れた、神の血族よ。
よくぞ、ここまで来られた。
『僕の対を起こして、レティ? 君のこれからのためだけじゃない。国だけじゃない。世界のためだけじゃない。……クロノ様には時間があるようでないんだ。あの方の対になる主神を創り出すのに……どうかどうか。僕の対との子を創れるようにしてほしいんだ。だから……気づいてほしいんだ、『皆のレティ』』
神の血そのものと言っていいあの浄化が出来るのは、おそらく君だけしかいないから……はやく、僕の対を起こしてほしい。リデルも助けてあげて。
次回は水曜日〜




