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江ノ島と富士山

過去生?


私は夢の中で見たあの子は過去の自分?


私はまだ混乱していた。


そしてやっと帰りのボートに乗り込み、海を眺めていたら

やっと気分も落ち着いてきた。


「加奈子、ほんと大丈夫?」


紀代が心配してくれてる。


茜さんが話し始めた。


「あの洞穴は昔から修行僧や武士があの中で瞑想してきたのよ。過去生と出会うこともあると昔の本には書いてあったわ。加奈子はなぜあの洞穴に迷い込んだかはわからないけど、そこで変性意識状態となり、恐らく過去に生きていた時代の記憶が蘇ったのかもしれない」


「そんなー。夢か幻かも知れないじゃないですか?

 そんなに簡単に過去の自分に会うなんて!」


 西野君が声をあげた。


さすが哲学科。やはりこの出来事は単純ではない。


茜さんが続ける。


「山、特に過酷な山登りをしている時に幻覚をよくみる事はあるのよ。あのメスナーも雪男と出会い、お酒を飲み交わしたという逸話もあるくらい。私はそれは、極限状態にある脳の幻覚作用では無いかなって。でもここは違うわね。そんなに過酷な環境では無いから」


茜は続ける


「ここが富士山と繋がってるって言ったわね。この空間は単に地理的に富士山と繋がっているのではなく、あの世とこの世を繋ぐ空間では無いかと思ってるの」


あまりにも唐突で難解な話に、私たちは顔を見合わせる。


「あの世とこの世ですか?」


 紀代が聞いた。


「紀代ちゃん、イザナミとイザナギの話、宮崎出身なら身近に感じるじゃない?」


「イザナミとイザナギ?」


日本の神話の故郷、宮崎。


「でも・・。どんな話だったけ?」


私たちはますます、迷宮へと迷い込んでしまった。

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