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江の島のワニ?

究極の神様?


江の島の神様と言ったら、弁天さまよね。


あとは龍神さま、


あと、なんだっけ?


私は窓からの外をぎりぎりに走る屋根をぼんやり見ながら考えていた。


江ノ電は七里ガ浜を通り過ぎ、車窓にははっきりと江の島が見えて空には、


トンビが舞っている。


「青島になんか似てる~!」


紀代が歓声をあげる。


「宮崎にも江の島に似た島があって、江ノ電乗ってたら、

 なんか故郷思い出しました!」


「そうか~、宮崎も太平洋に面した所だものね。似てるのね~」


「確かあそこの青島神社は海彦幸彦の・・・」


茜が言うと、紀代が続きを答えた。


「あまつひだかひこほほでみのみこと と、とよたまひめ 」


「おー! 口がからまるような名前、よくでてくるなぁ」


「わたし、とよたまひめ、好きなんですよ~。なんか地元の女神様って感じで、

 一番好き!美人さんだし」


「九州はこの女神をまつる神社は多いね。ワニにまつわる話は神話に多いわね」


「ワニ? え、どういう意味?」 


「さぁ、わからないわ」ごまかす紀代。


うん?なんか隠してる?


「あ、それはですね!加奈子さん、ワニとはサメの事ですよ」


西野君が横から答えてくれた。


茜さんが続ける。


「この江の島も女神の島なの」


「なんて女神ですか」紀代が聞く。


「そうね。ここに祀られているのは、三人の女神。三姉妹よ」


「ガイドブックで読んだんですけど、女神の名前は漢字がむずかしくて」


またもや西野君が答える。


「たぎつひめのかみ いちきしまひめのかみ たぎりひめのみこと 

 つまり宗像三女神の三姉妹 」


「西野君、それって北九州にある宗像大社とおんなじ?」


紀代が聞いた。


「そうですね、ルーツはそこ。姉妹の名前は色々あるみたいだけど。海の道を守る最高神。だから海上の重要な島などによく祀られてるわね。ここ江の島もそうっだったんでしょうね。ただもっとすごい神様は龍神様。島全体が龍の体といってもいいかも」


「そうなんですか? 島全体が!」


西野君がとても詳しいことに驚いた。さすが地元民!


そうこうしてる間に、私たちの乗る電車は江の島駅に着いてしまった。


駅を降りて、お土産さんの横を通り過ぎたら、海が目の前にあって、

なんだか泳ぎたい気持ちになった。


「わ~、潮の香りが気持ちい~!! 」


「茜さん、海に行ってもいいですか?」


「いいわよ」


紀代と私はリュックを置いて、砂浜を走る。


遠くで茜さんが叫んでる。


「おーい!行ってもいいけど、裸足になりなさーい」


あ、いけね!登山靴のままだった!


私たちは足を波打ち際まで浸し、波打ち際を歩いた。


あまりの気持ちよさに、ついに膝まで海につかった。


そういえば、西野君が来ない。

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