可愛いいは最強!
2人が戻ってきた。
西城さんと野口さんは五個ずつ持っていた。
「一人5個!」
2人とも満面の笑みで荷物を持ち、仁王立ちしていた。
「ちゃんと綺麗にしておいて下さいね!でないと部室がどんどん狭くなる!
私たち女子の方が多いんだから、私たちの可愛いスペースも必要です!」
西城がポカンと口を開けて云い放つ。
「かわいい~~? 山岳部に可愛いなんて必要かぁ?」
「必要です!というか必須アイテムです!」
なぜか、紀代が叫んだ。
ポカンとする西城と野口。
ここで、紀代が急に前のめりになる。
「女子には女子のスタイルがあると思うんです。最近はやりの山ガールも、男性を意識したファッションじゃなくて、女子力があがるアイテムをつけたり着込むことで、登山のモチベーションをあげてると思うんですよー。だから、こ゚の部室にもそういった可愛いパワーがあれば、山岳部の未来も明るいんじゃないかなって、私は思います!」
すごい!紀代!ちゃんと自分の考えがある!
それに比べ、私ときたら。
とにかく紀代の考えに私は共感した。いつも臆病で、こしなければいけないという社会的圧力に私、いや女子達は従ってきた歴史があるのだ!
それを茜さんや紀代が打ち破るんだ!
私はいつになく胸が熱くなった。
「わかった!認める!我が明朗大学山岳部はは本日から新生山岳部としてスタートする!」
西城さんが降伏するかのように手を振った。
早い!切り替えが!
「ついては、今後の詳細を決めるため、そして茜の復学と新人歓迎の為に、
今夜はコンパします!」
やっぱ、すんだ!
「よし、いいぞ!私も20歳超えたから飲むぞ~!」
え?紀代も!
(後で知ったが、紀代は一浪してた。4月生まれなので二十歳だった)
こうして私たち5人は夜の町へまたも行くのであった!




