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茜、捜索部隊

野口健太郎が部室に入るや否や、ぱっと明るくなったような気が加奈子にはした。


「のぐち~!あかねが、あかねが帰ってきたぞ~!」


「え?まじですか?茜さんが!どこどこ?」


そうか、野口さんと茜さんは本来同期なんだ。あっちは1年休学だから2年生で見た目では後輩になるけど、茜さんは本来なら3年生。私より二つ年上だ。


「いや、今どこにいるかわからない。でも、ほんの2時間くらい前までここにいたらしい」


「じゃぁ、さっき加奈子ちゃんたちと学食で会った時には、その辺にいたのかもしれないんだ!まだ近くにいるかもしれない!俺、探してくるわ!」


と言うと、野口先輩はドアを開けて飛び出していった。


「あー、あれだからダメなんだな、あいつ。」


どうしてなんですか? 私は西城さんに聞いた。


「山でもし、仲間同士ではぐれた時、あんな風に探しに行ってはダメだ。二人とも遭難する可能性第だ。」


「え、でも、ここ都会ですよ。はぐれるてるわけじゃないし。」



「我々山岳部は、どこにいようとも、常に山の頂を目指して歩いてる!という意識を持たなければならない!たとえキャンパスと言えども、慌てたりしてはダメなんだ。日頃から沈着冷静でなければ!!」



「でも、西城先輩、泣いてたよね。」


紀代が私に耳打ちする。


「つまりだ!ごほっ!今は、待つしかない!茜を!信じて!以上!」


この山岳部において、茜さんがいかに重要な人物かはわかった。

でも、その茜が、いつ戻るかは誰にもわからない。

連絡したくても、茜さんの携帯番号を知ってる人はいなく、

メアドも知らないと言う。


仕方ないから私たちは西城さんに従い、部室の留まることにした。

何かあれば、野口先輩から連絡がくるはずだ。


「先輩!質問です!もし登山中にはぐれたら、どうするんですか?」


紀代が手を挙げて聞いた。


「いい質問だ。まず、集団からはぐれたら、じっとしてる。もし冬ならビバークする場所を確保する!そして探す方は、まずは慌てず、役割分担を決め、下山チームは下山したらいち早く警察に連絡。残ったメンバーが二次遭難しないために、決められたルートのみ捜索。見つけ次第、仲間に位置と、遭難したメンバーの健康状態を報告する!」


なんか茜さんが友達とどっかいっただけなのに、冬山登山の講義になってしまった。


なんか私たちも探した方がいいように思えてきた。


「加奈子!二人で茜さん探そう!たぶん、キャンパスの中か、周辺にいるはず!」


紀代がそう言うと、西城先輩は、こう言い放った!


「よし、俺は部室にて連絡を待つ!」


なんか仰々しい展開になってきたわ・・。

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