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君と出会って世界が綺麗になった

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

渡の両親の馴れ初めだといいなぁと。

初めて会った時の君は、白のブラウスとスカートを履いていた。スカートはシンプルながらも形状が凝っていて、折襞が幾重にも着いたもの。その上二重構造で、下地と上地の色が異なって、態々斜めにカットが入っている。それを階段を登る時に転びそうになりながら、せっせと上がっていたのを覚えている。

「たくっ、見掛けは可愛い癖に……。これ転ばん奴おんの?」

清楚な外見からは想像も付かない程に、口が悪かった。


デートは何時も君が決めてくれた。何か提案しようとすると、必ず先に行きたい所を言う。博物館、美術館、水族館、遊園地、クラシックホール。私の手を握り締めて、はち切れんばかりの笑顔を浮かべながら、連れ回してくれた。

「来週は美術館の気分。二人分の予約とったから、ちゃんと開けとけよ?」

喫茶店で背伸びして頼んだ苦手な珈琲を嗜みながら、君は戸惑いながら手を握ってくれた。その時のはにかんだ顔が今でも忘れられない。


彼女と初めて口付けを交わした時は、水族館の帰り道だった。人気のない廊下。人通りの少ないエスカレーターの付近で、突発的に行われた。お昼ご飯が決まった歳に顔を上げた時だった。彼女は私の胸倉を掴むと、懸命に背筋を伸ばしてキスをした。

驚いた顔をそのままに、悪戯っ子の顔で共に階を後にした。

「別れ際、私が家に入る時、アンタもこうしろよ?」

それは男勝りな彼女の、精一杯の甘えだった。


そうして今、君と家庭を作っている。子供は一人生まれた。女の子だった。外見は君に似て、中身は私に似た。御伽噺のお姫様の様な子だった。彼女はすくすくと成長し、彼女と同様に世界を渡り歩くようになった。そう。名前の通りに。

「渡、私はね。奥さんの事をとても尊敬しているし、愛してるんだ。けれどもね、口調だけは真似ては行けないよ。敬語、ちゃんと使えるようにしようね」

奥さんがダミ声で文句を垂れて居たけれど、今回ばかりは柳の様に受け流す。私の奥さんとの子供。外見は御伽噺の様なお姫様の様に可憐で、中身は学者のように好奇心旺盛だった。

奥さん、君と出会ってから、世界の美しさを知ったんだよ。これからもまた、新しい世界を見に行こうね。

アンシンメトリーのロングプリーツスカート。

可愛いのに転びそうになります。


渡のお母さんだといいなぁと。

外見清楚で中身男勝り。吐く言葉は全て、がなり声。

知る。という行為が好きで、様々な街に足を踏み入れてそう。生まれた渡にも色んな所に連れ出して欲しいなぁと。

でも相手に合わせて、珈琲とか飲んでそう。

一生懸命な背伸び。


渡のお父さん、落ち着いていたら良いと思います。

色々デートプラン考えて会うけど、結局提案する前にお母さんに全部主導権握られてそう。

ま、君が喜ぶなら。とか思って欲しい。


でも口の悪さは窘めて欲しい(強欲な願望)

お淑やかで理知的。そんな旦那であって欲しい。


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