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④聞こえるようにエロ話してくるガール
学校で、普通に席にいた。
すると、女子たちの会話が聞こえてきた。
耳を澄まさなくても、聞こえる距離だった。
だから、自然と入ってきた。
「昨日、彼氏とね」
彼氏との、エッチな出来事を話されていた。
エッチなことを、聞こえるように話してきた。
冴えない男子の前で、そんなことをしてくる。
もう、わざととしか、言いようがなかった。
その女子も、聞こえていることは、分かっていただろう。
それはあざとい、という他なかった。
女子が、やや多い学校だった。
やや女子中心に、世界が回っていた。
もう、女子に飲み込まれていたことは、確定だった。