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⑩実際には存在しない理想ガール

これは、中学生の時の話だ。


僕は、卓球部だった。


卓球部は、男女で分かれていた。


でも、一緒に練習する機会があった。


それで、女子と一緒に練習した。


その女子は、必ず、質問系で会話してきた。


「どうすれば、強くなる?」


「そっちは、どうなの?」


「なんで、こうなるの?」


「ああ、上手すぎるよね?」


「好きってことでしょ?」


質問系、疑問系で、返してくる。


それは、僕に興味がないとしないこと。


そう思ったら、嬉しかった。


あざとすぎると思った。



この人は、実際にはいない。


妄想のなかにしか、存在しない。


だが、こんなのが理想なのだ。


そういうことだ。

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