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チートで斬首される

異世界グランバルド(ネタバレによると月の内側だが)に来て以来、俺はそこそこ良心的に振舞って来た。

チートスキルである【心を読む能力】もそこまで悪用はしていない。

自分で言うのも何だが、それなりの貢献はしてきたつもりである。


もっとも、ここまで厳重な軟禁状態下では何を主張しようがあまり意味が無いのだが…



『せめて罪状を聞かせて頂けませんか?』



俺が行政府内の応接室に閉じ込められてから、もう半日は経過しているだろうか?

連行される時に挨拶代わりにボコられたので全身が痛い。

窓の外は薄っすらと夕暮れ始めている。



「…。」



監視の騎士は5名。

いずれも異様に肩幅が広く胸板が厚い。

如何にも威圧用の人員であった。



『私も色々用事があるんですよ。

せめて身内にだけは連絡を取らせて頂けませんか?』



「…。」



監視役達は一言も発しない。

ただ大きく腕を組んで無言で俺に圧迫感を与えている。

俺はソファから立ち上がる事すら許可されず、こうして軟禁され続けている。

排泄もおまるの様な簡易トイレで強いられている。

この屈辱感は実際にやらされた者にしかわからないだろう。

俺はただ屈辱と恐怖に耐えていた。



騎士達の【心は読み終えて】あるのでスキルは封印中。

手元にエーテルも無い今は、少しでもMPの余力を残しておきたい。

【心を読んだ】限りであるが、彼らの情報は以下の通り。



・彼らは中央監察官(総務省)に従属する騎士。

・全員がCQC要員で屋内戦のプロフェショナル。

・軍属ではなく、武装警官に近いポジション。

・上司から詳細は聞かされていないが、毎度の事なので気にしていない。

・現在別室で監察官とレザノフ卿が俺の処遇を話し合っている。

・『反社会勢力への資金提供』の容疑で俺を告発する為に、証拠集めが行われている。

・確実な物証が出て来た場合、監察官権限で俺には死刑判決が下る。

・その場合、処刑場所はこの庁舎前になる模様。

・逮捕への抗議が意外に多いので、やや困惑している。

・形式的な公開裁判を日が暮れる前に行っておきたい。




全員の【心を読んだ】が、現状はこんなところである。

ゴードン夫人に教えて貰った通りに事態が推移していて、想定内と言えば想定内なのだが、一応動揺した素振りは見せておく。



『いつになったら帰宅できるんでしょうか?』



「…。」



返答が無いのは当たり前である。

監視任務に当たる騎士には被疑者との会話を厳禁する規則がある。

ここで俺に対して何かを答えた場合、今度は彼らが服務規程違反で査問会議に掛けられてしまう。

騎士達は【それくらい理解しろよ…】とも言わんばかりの表情で口を硬く結んだ。



しばし無為の時間を過ごした後、長身の騎士が入室してくる。

5人が敬礼したのを見ると彼らの上長なのだろう。



「チート・イセカイ市長。

貴方には反社会勢力への資金提供容疑が掛けられております。

今から取り調べを行いますので、御同行頂けますか?」




「御同行頂けますか?」のフレーズを聞き終わる前に、両脇を騎士に抱えられて無理矢理立たされる。

せめてもの抵抗として足を地に付けず、騎士にそのまま運ばせた。

怒られるかな?と思ったが、このマッチョな騎士達にとってひょろい俺の体重などは有って無いものらしく、微塵も意に介されずに別室に運ばれた。


連行されたのは商業ギルドの執務室である。

普段レザノフ卿が腰かけている席に初老の男が座っており、レザノフ卿は下座に追いやられていた。

初老の男の立派な軍服を見る限り、この男が監察官なのだろう。

しばらく全員が無言であったが、初老の男が顎をしゃくるとレザノフ卿が口を開いた。



「チート・イセカイ容疑者。

こちらは辺境監察官の正使を務められておられるヴァルダロス伯爵です。


…挨拶を。」




『…伊勢海です。』



「本来であれば通常の査察業務が行われる筈でしたが

…イセカイ容疑者の執務姿勢に対して複数の告発があったため

査察ではなく、このように捜査の形式となりました。」



レザノフ卿がヴァルダロス伯爵に「これで良いか?」という目線を送る。

伯爵は鷹揚に頷くと、ようやく口を開いた。

同時に俺も能力を発動する。



「…市長。

最初に念を押しておきますが、これ捜査ですので。

わかる? 捜査、ね?

この場の発言に虚偽が見られた場合、偽証罪も加算されてしまいますので。

…その点、悪しからずご了承頂きたい。」

【こ、コイツが噂のチート・イセカイ?

え? 嘘?

貧相すぎないか?

有力なヤクザ物と聞いているぞ!?

本物か? 替え玉ではないのか?

いや、明らかに替え玉でしょ!?】




『恐縮です。』



伯爵は俺の容姿があまりに貧相なのでパニックになっていたが、それを表情に出す事は一切無かった。

流石にプロである。



「かなりの…  ぶ、武勇伝をお持ちと聞きますよ?」

【報告と全然違うではないか!?

前線都市でも屈指の手練れと聞いたから急遽屋内戦シフトを組んだのに!】



『ぶ、武勇伝ですか?』



「いえ、部下がそう申しておりましたので…」

【流石に文官業務しかした事のない私でも理解出来る。

目の前の男に戦闘力は皆無。

むしろ一般人より貧弱なのではないか?

となると、報告が何らかの誤認に基づいていた…

若しくは、目の前のこの少年がイセカイの替え玉。

…うーん、このパターンは時間稼ぎ用の替え玉だな。】



『いえ、私は子供の頃から喧嘩一つしたことがなく。

覚えだなんてとんでもないです。』



「彼、本当にイセカイ市長!?」




突然、伯爵がレザノフ卿を睨みつける。

レザノフ卿は不意を喰らったような表情で「と、仰いますと?」と返答する。

まあレザノフ卿は【胸中】全く動じてはいなかったのだが。



「レザノフ子爵。

帝都でも話題になっておりますよ~?

随分イセカイ市長に肩入れしているそうではありませんか?」

【さて、こんな子供と遊んでいても時間の無駄だ。

早速本丸に切り込みますか。】



本丸をレザノフ卿と見当付けていた伯爵は突然レザノフ卿に矛先を向けた。

俺が発言しようとするも、「君は黙ってなさい」と制止されてしまう。



「失礼ですが、伯爵閣下。

仰る意味が解りません。」

【この手の遣り取り久しぶりだな。】



「はははw

流石は御前会議からの信望篤いレザノフ子爵だ。

武芸のみならず演技も超一流という訳ですなww

はっはっは、一本取られました。」

【小僧め! 

ちょっとお歴々から気に掛けられているからと増長しおってからに!】



「申し訳御座いません。

私如きには何が何だか…」

【御前会議ねえ…

確かに七大公家には粘着されているが…

役人さん達には寵愛されているようにでも映っているのかねえ。】



「子爵!

お互い腹を割って話しましょう。

何も私は貴方を処罰する為に職務に就いている訳ではありません。

…大体、言い訳の余地もないじゃないですか?

これまでのイセカイ市長からの報告書には全部レザノフ家の家紋が押印されていた。

まさか貴方、《家紋を無断借用された?》などという子供染みた言い訳はしませんよね?」

【まあ、ぶっちゃけ…

監察の私が指摘するまでもなく、中央では相当問題になってるんだけどね。

この話をしなければ私が仕事してない事になってしまうよ。】




「就任したイセカイ市長が家紋を持たない方でしたので、代理署名しております。

添え状にも経緯は報告している筈ですが。」

【そりゃあ指摘されるよなあ。

私が監督者ならあんな書類絶対認可しないし、署名者を即日強制召喚するもの。】



「あはははw

いやいや、いい加減にしましょうよ。

今時家紋も無いとか…

そんな言い訳が通用するとでも思っているのですか?

大体、こんなどこの馬の骨ともわからない子供を…」

【いや、本当にこの子供はなんだ?

ヤクザの息子?

それにしては貧相過ぎだろう?

そこらへんの浮浪児?

いや、浮浪児なら家紋は無くて当たり前なんだが…】



「…私の措置に何か法的な問題がありますか?

全て法規に則って処理しておりますが?」

【いやいや伯爵、肯いてどうするんですか。

法的にOKでも社会通念上許されない事ってありますからね?

こんなの許したら駄目ですよ、伯爵。】




「おやおやw

言うに事欠いて居直りですかw

清廉で知られたレザノフ家の方とは思えない御発言だw

お父さまは立派な方でしたのになぁw」

【個人的には君の方が立派だと思うのだが、まあここは監察的な常套句ね。】



「…父は父。 私は私です。」

【実は私…

父から勘当されてるんだよねえ。

死没の数日前だったらしいから有耶無耶にされてるけど。

まあ私が親でも勘当するよねえ。】



「ふふふw

若いですなあw

私も少年時代はそういう発言をして家の者に窘められた事があります。

はっはっはっはwww」

【で、でたー。

貴族あるある「親は親、俺は俺理論」!

で、でたー!

言う? この局面でそれを言う?

アンタ、妻子も部下もある立場でそれを言っちゃあ駄目ですよ!

お子さんに示しが付かんでしょう!】




そういう貴族っぽい応酬が交わされていると、突如部屋に軍服姿の青年が飛び込んで来る。



「正使閣下! 少し宜しいですか!?」

【ヤバいヤバい! 誤認逮捕っぽい! 誤認逮捕っぽい!

これは洒落にならん! 私のキャリアが終わってしまうーーー!!!

何とかヴァルダロスの野郎に全責任を被せなくてはー!

輝かしい私のきゃ、キャリアがあああ!!!】




「何だねベルナール君。

え、何?

…わかった。」

【え、何?

やめて。

副使の君がそういう表情で飛び込んで来るって事は、やめて本当にやめて!

あ、これアカンパターンや!

こっちに何か深刻な落ち度があったパターンや!

若い頃、このパターンで上司が切腹させられてるのに立ち会ったから私よく知ってるんだよね!

その顔やめて!

お願いやめて!】



「あーー。

レザノフ子爵。

少し席を外しますので…

あーーー。

食事休憩でも取らせましょうか?

イセカイ市長はお食事まだでしたっけ?」

【やばいやばいやばい!

どれくらいヤバいかと言うと、当家の倉庫に封印している切腹セットがフラッシュバックしてるくらいにはヤバい!

この世界長いから判る!

酸いも甘いも噛み分けて来たスーパーエリート官僚の私だから判る!

これは大きめの政治問題に発展しない為に責任者(当然私ね)に詰め腹を切らせるパターン!

だって私、若い頃それで直属の上長を追い詰めた経験あるもん!

その人結局切腹したもん!

だから手に取る様に未来が見える!】



『…。』



お食事も何も。

今日はアンタの部下にずっと閉じ込められてたよ。

連行される時、捻り上げられた腕がまだ痛いわ。

勝手に切腹しとけ、この小役人が!



「じゃあ…

区切りもいいし。

おい誰か、レザノフ子爵にお食事を用意しなさい。

あー、イセカイ氏にも何か与えておくように。

これは捜査ではないからね。

あくまで面談。

いいかい君達! これは捜査ではないからね!」

【何? 何?

このパターン何?

洒落にならないんだけどお!】



嘘こけ。

さっき自分で捜査って言ってただろうが。

当初の腹案とは異なるが、上手く事が進んでくれたらしい。



ヤクザは絶対にカネの流れを明らかにしないので(したら処刑される)、普通は絶対に《帝国商法に基づいた借用書・証言書・返済履歴書》を書き残さない。

そもそも帝国商法を知っている層の人間はヤクザにならないし関与もしない。

なので、「幾ら冒険者ギルド長とは言え暴力団組長としても有名なドレークが返済書面なんて持っている訳がない」と監察官は考えていたのだが、何故かグランバルド会計方式に従って完璧に記帳された書類が提出されてしまった。

そりゃあ焦るだろう。

伯爵達は「反社会的勢力への超高額物品エリクサー無償供与」の線で俺を処刑するつもりだったらしい。


俺に言わせれば、エリクサーを貸そうがあげようが似たようなものだと思うのだが、反社が絡んだ場合その二つには天と地ほどの差があるらしいのだ。

相手がヤクザでも借用書を作って有償供与する分には問題ないらしい。

(ヤクザに借用書書かせられる一般人の方が怪しいと俺は思うのだが…)


その《帝国商法に基づいた借用書・証言書・返済履歴書》が出てきた。

それも群衆の面前で職工ギルド長のジミー・ジンクスが公開提出してしまった。

こういう芝居がかった手法はあまり好きではないのだが、ゴードン夫人曰く

「告発者の非を明らかにしない限り潔白を証明した事にはならず

これからも理由を付けて死刑になるまで別件捜査が繰り返される」

とのことなので、多少の群衆誘導をさせて貰っている。

俺を支持する者も嫌う者も両方この庁舎に集まっている筈だ。




先程の騎士がやって来て、水の入ったコップを恩着せがましく置く。

何故か長年の親友の様にニコニコしている。

ファ!?

アンタら! 突然身柄を拘束しておいて水一杯!?

え? 嘘だろ?

オイオイ、騎士さん。

何でそんなにドヤ顔なの?

え? それで便宜を図ってるつもりなのか!?



「イセカイ市長閣下。

その… 野次馬が庁舎に集まってしまっておりまして…

あの…  閣下の方から解散命令を出して頂けませんか?」



…何が閣下だ。

さっきまで散々人を嬲り者にしておいて…

え? 何?

アンタらさあ…

そりゃあそっちも仕事だろうけど…

あまりにムシが良くないか?



『この庁舎は市民の憩いの場です。

集合すること自体に違法性はないと思いますが。』



そこまで言うつもりはなかったが。

思わず口に出してしまう。

案の定、騎士達は渋い表情で顔を見合わせる。

…。


被害者みたいな態度すんな!!!



「まあまあ、市長閣下。

そう仰らずに。」


「閣下! ここは閣下の御力でしか解決できない場面ですぞ!」


「閣下。 閣下。 ここは穏便に、穏便に行きましょう。」


「これは閣下の為に申し上げてるんですよ!」



何が閣下だ!

ふざけるな!!

さっきまで咳払い一つしなかった騎士達が気持ち悪い薄ら笑いを浮かべて口々に俺を懐柔しようとしてきた。

スキルは絞っている筈だが彼らの【役人の本音】はこれでもかと聞こえてくる。

要は自分達が責任を追及されたくないだけなのだ。

騎士達は治安要員特有の嗅覚で、今回の告発が不調に終わりそれどころかヴァルダロス伯爵の進退問題に発展しかねない状況を察知している。

騎士の規則はよく分からないのだが、どうも連座適用があり得る局面らしい。

彼らも必死だ。

…許さねえけどな。




結局、騎士達に押し出されるように庁舎の正門に辿り着いてしまう。

なんか臨時の斬首台みたいなものがあるんですけど?



『あの台、何?』


「え? えーっと審議の為に使うって言うか…」


『処刑台だよね?』


「えー? あー、そうですかね?

いや、小官は会議用としか聞かされてなくて…」


『何? 君達の会議ってあんな馬鹿デカい斧がなくちゃ出来ないものなの?』



俺に粘着された騎士は口を尖らせて押し黙ってしまった。

解っていたとは言え、今日は朝から散々痛い目怖い目に遭わされて来た。

文句の一言くらい言わせろよ。

さっきアンタに小突かれた脇腹、最低でもヒビは入ってるぞ?

正直歩くだけもズキズキしてるんだからな。



…おお、結構人が集まってるな。

当初、市民が俺を助けてくれるのか、と期待したのだが。

心配そうな表情をしている者は半分くらいで、後の半分は心底楽しそうな意地悪な表情でぺちゃくちゃと談笑していた。


「なあ。 処刑ってまだー? 俺、そろそろ飽きて来たんだけどw」

「汚職やろw? 汚職やろw? やってしまいましたなあw」

「たまには血を見ないと生活に刺激がないよねーw」



くっそ。

ウキウキで集まってやがる!

そこ! 弁当広げんな!

まあ俺も権力者の処刑ショーが開催されたら真っ先に見物に行くけどな。

だって普段威張ってるイキリ野郎が惨めに処刑されるイベントって最高に楽しいじゃん。

1000円までなら見物料払ってもいい。



喧噪の中で、ヴァルダロス伯爵とベルナール副使がレザノフ卿に当たり散らしている。

なあ。

そんな場面、一般人に見せていいのか?



「レザノフ子爵! 元は商業ギルド関連の告発だろう!

君が責任をもって解散させなさい!」


「公開形式にすると仰ったのは伯爵でしょう!」



あー。

水掛け論が発生してる…

これは末期パターンですな。

仕組んだのは俺だが…



さてと、シナリオ通りやるか。

俺は大斧が置かれた斬首台に自分からスタスタ近づくと、首をチョコンと載せてから。


『どうもー、伊勢海地人でーす!』


と群衆に呼びかけた。

俺の中では渾身のギャグのつもりだったのだが、眼前の皆は呆然とした表情で黙り込んでしまった。

あれ?

シミュレーションでは大爆笑を喚起して、そこから俺のターンが始まる予定だったのだが。

おいおい、やめろよ。

俺が数日前から温めておいた究極のギャグだぞ?

ここ笑う所やぞ?

はー、やだやだ。

グランバルド人ってのはユーモアが理解出来ないのかねえ…

あー、やだやだ。

君達には少し早かったかな?




『みなさーん。

ここ笑う所ですよー。

このギャグのどこが面白いかと言うとですねー。

自分から処刑台にチョコンと首を乗っける、そういう健気さと無知さがシュールで思わず笑っちゃう場面なんですよー。』



静まり返ってる群衆に笑いの何たるかを教えてやるも、場に居た全員が完全に硬直してしまっている。

おい、やめろ。

俺が滑ったみたいじゃねーか!

あーやだやだ。

グランバルド人ってのは本当に気が利かない連中だねえ。



…俺は滑ってねえから!!!

人生は滑ってもいい。

悲惨なのは、滑ることすら出来ずただ這いずり回っている連中だ。

男は、滑る奴の方がモテる。

滑れない奴は、挑戦の経験値不足によりどこかでコケる。





【伊勢海地人】


資産 現金5300万ウェン強 

   翡翠コイン50枚 (リザード種の法定通貨) 

   古書《魔石取り扱いマニュアル》

   古書《帝国本草学辞典》

   北区冒険者ギルド隣 住居付き工房テナント (精肉業仕様)

   債権10億円1000年分割返済 (債務者・冒険者ヨーゼフ・ホフマン)


地位 バランギル解体工房見習い (廃棄物処理・営業担当)

   前線都市市長

   前線都市上級市民権保有者

   元職工ギルド青年部書記  (兼職防止規定により職工ギルドを脱盟)

   前線都市魔石取引所・スペース提供者

   廃棄物処理作業員インターン


戦力 赤スライム(テイム済)

   冒険者ゲドのパーティーが工房に所属

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― 新着の感想 ―
[一言] 警察は自分たちが不利になるとこんな感じで逃げ足が速い。
[良い点] >滑れない奴は、挑戦の経験値不足によりどこかでコケる。 賛成です。そして人生滑る時は滑るので、滑った時の対処法を事前に用意しておくと捗るし安心できます。
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