8/67
精霊、考える
精霊、ライト視点です。
「仕事ですか?」
「はい!ここに住まわせていただくために、何か仕事がほしいんです!」
仕事、フィナイースさんが仕事。
母上に怒られそう、、、、いや、本人が望むならOKといいそうだ。
何の仕事がいいだろうか。
「なにかやりたいこととか、ありませんか。」
「そういわれると、特に。あ、でも失業しにくいものがいいです。」
失業しにくいもの!?何そのリクエスト!?
つまり、需要があるもの?でも事務仕事とかは母上がぜんぶやっちゃうんだよな。
働きすぎなほどに。
止まらないし、書類は手元に転移させるし、放置したら仕事のし過ぎで倒れるし、
・・・・・ん?待てよ?
「フィナイースさん!どうしてもやってほしい仕事があるのですが!」
「はい!なんでもやります!」
「母上をとめてくださいませんか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・ゑ?」
いかにも“何言ってるのか理解出来ない“と言いたげなフィナイースさんに向かって、
私はキレイな笑顔を浮かべ、仕事内容を説明し始めた。
ライトが意外と腹黒かった!