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第3話:勇者王の本当の姿

小説書くのって難しいですね。

『城内中庭にて 優人視点』



「どうですか?中級魔法は出来そうですか?」


 この濃紺色のポニーテールの女性はメルナさん。メロンより少し小さいくらいのなかなか良いものをお持ちだ。


「うーん、あとちょっとで出来そうですけど」


「ではそろそろ少し休憩しましょうか」


「ちょっと待ってください」


「はい?良いですけど」


 魔力は、はっきり言うと何にでもなると思う。あとはその人の創造力だけだと思うから、確かラノベだと、魔力でちっちゃい氷の粒を作って、それを摩擦して静電気を溜めて…


「サンダーボール!」


 おぉ!


「こ、これは…」


 出来た!俺だけ使えるオリジナルの魔法だ!


「む、やっぱり勇者も出来たか」


 ゲッ!この声は!?


「勇者の世界はこの世界より文明が進んでいるて原理を知っているから出来るかもとは思っていたが、やっぱり出来たな」


「何だよ!上から目線で!お前には出来ないだろ?」


 ふん。いいザマだ。


「いや出来るぞ?サンダーボール」


 !?


「な、なんで!?」


「いや、クルルに乗って空を飛んでいたら雲の上に乗れるかと思って近くに行ったら、ピカッとなったから何だろうと思ってな。帰って禁書庫という名の物置で建国時代に勇者王の描いていた、ドウジンシなるものから解読して学んだのだ」


 クルルってなんだよ!?しかも勇者王?だからシルヴィアの性が鈴木なのか!しかも勇者王、同人作家だったの!?


「ユート様、クルルとはサヴァト様のペットの次元竜ディメンションドラゴンの事です。幼い頃からシルヴィア様と育てているのです」


 えっ?ドラゴンっているの!?これはテイムしなければ!


「ではもう行くぞ?」


「はい、では」


 やっぱり古竜か?いやでも、神竜もなかなかいいな。まずは探さないといけないし、実力を認められないとダメか?


 よし!ならばあいつより強くなってやる。


「ユート様、今日はもう終わりに「いやまだだ!」えっ?」


 早く強くならなければ。


「さぁ、休憩は終わりだ!練習を再開だ。」


「え、えぇ。わかりました」



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『サヴァト視点』



 大丈夫なのか?あの勇者。勇者王の関連資料を読んでると武器はカタナと言われる片刃の剣を使い、全属性の魔法が使えたそうだ。


 今の勇者では魔物すら倒せないだろうな。こんなのだと早々に、姫様を連れ帰らないといけないな。


 あぁ、もうすぐ会議の時間だ。それに書類仕事もしなけれ…



「あら?サヴァト?散歩ですの?」


 ーーーッ


「あ、あぁ。そんなところだよ。シルヴィは?」


「私は中庭でお茶でもしようかと思いまして」


 え、絵になる〜!くっ〜、中庭で陽の光を浴びながら花壇を眺めて優雅にお茶を飲む。そして、花壇に近寄って、たまに飛んでくる蝶と戯れたり、草花にいるアリや幼虫に話しかけて、花を愛でる姫様。なんて、儚く美しい光景なんだ!やばいこれは見なければ!


「…ト、サ…ト、サヴァト!」


 はっ!


「な、なんでしょうか?」


「もう、またボーッとして。あなたも一緒にお茶しませんか?って聞いてま「はい!御一緒させていただきます」


 よーっし!これであの風景をバッチリ記憶できる。


「あっ、あとでクルルにも会いに行きましょうか」


「はい、クルルに会うのは久しぶりですね!」


 クルル、拗ねてないかな?最近忙しくて全然会えなかったし。確か竜舎のワイバーンのボスと決闘してたところは見て、それっきりだな。


 むっ、会議があったな。しかしそんなことより姫様だ。


 でも探されると面倒だな。隠蔽結界でも張っておくか。

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