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ダンジョンコア 魔宮 日向 lv.1

君が最後の希望! 魔宮日向!

サンプル検体は君で最後だ君が死ぬときこの小説は完結扱いにされるぞ!


ダンジョン経営物やりたかったけど絶対これ話数増えるし待ちが多くなるからテンポ悪いのが見え見えだがやったれお前!やりきれよお前!



『劵族』が一発変換できないため『眷族』へ変更しました/*2017 03 19 01:27*/

『サンプル番号五十、魔宮まみや 日向ひゅうが。ようこそバベルへ』


 不思議と、痛みはなかった。あったのは胸にぽっかりと、喪失感。

 たった十七年の付き合いとはいえ、生まれてこのかた、失うなんて思ってもみなかったものを、無くしてしまった。

 胸に手を当てる。叫びだしたい気持ちを抑えて、静かに、ただじっと。胸に手を当てる。

 とても信じられなかったから。

 とても信じたくなかったから。

 そうしてみても、何も変わることはなかった。何も感じることができなかった。

 次いで、目の前の宝石に触れてみる。赤く、紅く。一定のリズムで脈動するその、奇妙キテレツ、神秘的なその宝石。


「心臓を、抜き、取られた……」


 それは、俺の心臓だ。否、心臓だった。

 神々に拉致され、精神体になった俺は。散々に弄ばれて、惨たらしく壮絶な死を与えられた。確かに俺は、あの世界で。地球で、死んだ。

 まるでカエルの解剖をするだと、ぼんやりと考えていた気がする。中学生がするように、無邪気に俺の胸にナイフを突き立て、切り開き、まだ力強く脈打つ心臓を取り出した。ブチブチブチ。血管の千切れる音が骨伝導のように聞こえた。感じた。

 痛みで泣き叫び、両手両足をもがれて逃げることもできない、動けない俺へと、神々は告げた。


『これをダンジョンコアに加工する。お前は今日からダンジョンマスターだ』


 今度は鬼ごっこしよ? みたいな無邪気さで、子供が遊びを提案するみたいに俺の運命をぶち壊した。

 心臓を壊されたくなければ。死にたくなければ。ダンジョンマスターとして、どんな世界かもわからないここで生き抜けと、そう言った。

 アホか。バカか。我が儘し放題のガキかってんだ。


 イライラとする気持ちと、胸に虚無感を抱えたままの気持ち悪さを抑え込み、状況を確認する。

 ここは洞窟のような場所だ。小部屋のように広く、天井も高いが、どこにも通路がない。ただ部屋の真ん中に心臓ダンジョンコアが浮かんで、脈動し、何かをダンジョンへと行き渡らせていた。

 圧迫感はないが、閉鎖感があった。


「ステータス」



────────────

 名前:魔宮 日向

 年齢:0歳(外見:17歳)

 性別:男型

 種族:ダンジョンコア

 職業:ダンジョンマスター

 レベル:1/99


 体力:10/10

 魔力:10/10

 攻撃力:10

 防御力:10

 敏捷:10

 精神力:10

 幸運:10


 装備

 右腕:

 左腕:

 身体:学ラン(防1)

 装飾:


 スキル(SP:1)

────────────



 色々と突っ込みどころが多い。種族が変わって『ダンジョンコア』になっていることも。それ種族なの? って聞きたいし、性別男型ってなにさ。とか、年齢0歳はないだろ。とか、SPってどうすればいいのか、とか。

 ステータスは高いのか低いのかまったくわからん。だが、ダンジョンマスターが戦うことになったら、それは俺の死を意味する。そう考えていた方がいいだろう。

 まあ、少なくとも、今現在はダンジョンコアのある部屋──コアルーム──はどこにも繋がっていない。すぐにどうこうしないと死ぬ、なんてことはないだろう。


「てか、ダンジョンマスターって、どうすりゃいいんだ……?」


 考えることが多すぎる上に、わからないことが多すぎる。ダンジョンを作るにしても作りかたがわからない。そもそも、普通サポートキャラくらいついてくるとか、ダンジョンコアから知識が流れ込んでくるとか、そういう下地があるもんだろ。バカか。


『お困りのようですね』


 声が聞こえてきた。ば、と周りを見回す。もちろん誰もいない。

 むしろあの声はサンプル番号……とか言っていた機械音声さんに近い気がした。


『機械音声さん、ですか……。まあ、いいでしょう。今から哀れな探索者にチュートリアルを行います』

「おお! チュートリアルがあるのか!!」


 希望の光。蜘蛛の糸。そんな感じのあれに希望を見いだし、はしゃいでしまう。

 機械音声さんは、呆れたような、優しいような声で告げた。


『本来は、チュートリアルは存在しません。それでも、私の独断でこうしているのは、一重に、貴方が哀れに思えたからです』


 このままだとすぐに死ぬでしょうし、と続けた機械音声さんにお礼を言う。例え同情だとしても、これはありがたい。異世界にきて初日で死ぬなんて、あってはならないことだ。


『これから、大体50人くらいの、レベル99に至ったサンプル番号持ちが殺しに来るなんて。同情します』

「……えっ?」


 俺のサンプル番号は、五十。つまりサンプル番号持ちは俺より前に四十九人いて、そいつらがレベル99とかいうカンストに至ってから、ここを訪れる?

 え? 無理ゲじゃね? 俺レベル1だよ?


『チュートリアルを開始します』


 機械音声さんは、俺の心情を知ってか知らずか。無機質な声のまま、告げた。

 それと同時に、俺の意思ではなく、口が勝手に動く。


「ダンジョンクリエイト」


 目の前にウィンドウが現れる。半透明な、タブレットのようなそれを掴む。おお……本当にタブレットみたいだ。

 タブレットは、起動画面なのか変な幾何学的な紋様を浮かべた後に、次のような文字を表示した。



────────────

 残り時間23時間57分34秒

────────────



 ……残り時間、ってことはこれが0になれば俺は死ぬってことか?

 制限時間ありのダンジョン経営は、初めてだな。そもそもとしてダンジョン経営なんて小説で読んだ程度で、ゲームはやったことないけど。しっかりしたダンジョン経営ゲームってないんだよなぁ、意外と。

 画面が切り替わる。

 そのウィンドウには現在いる、このコアルーム。そして入り口と書かれた2×3のスペースがある。今現在その部屋は繋がっていない。


『そのように詠唱することでダンジョンの改築をすることできます。ちなみに口にせずとも、脳内で詠唱しても効果はあります』


 人前でダンジョン改築したくなっても、詠唱して不審な目を向けられる必要はないってことか。

 ……ん? でもタブレット操作できないから意味なくね?


「先生! このウィンドウを使わなくてもダンジョン改築は行えますか!?」

『……答えはイエス。行えます。しかし、その場合は簡単な改築だけとなりますので、できる限りウィンドウを御使用ください』

「このウィンドウは他人に見えますか?」

『答えはノー。見えません。また、ウィンドウ操作中は他人からは何もしていないように幻覚を見せていますので、ご安心ください』


 それはそれで不自然な気もするけど、タブレット弄ってる方が不自然か……。まあ、それは街中に潜入する段階になってから詳しく聞き直そう。


『……説明を続けます。まずは通路を作成しましょう。左下にある掘削というボタンをタッチしてください』


 言われた通りにタッチする。

 ちなみに、左下にあるボタンは『掘削』『領域』『侵食』『埋没』の4つで、今は『掘削』以外が灰色で押しても反応しなくなっている。


『コアルームと入り口を真っ直ぐな線で繋いでください』


 真っ直ぐに繋いで10マス。すると右下にあったDPが10減った。

 そしてこのコアルームの壁が1ヶ所崩れ、通路が出来上がっていた。どうやら本当に一瞬で通路が掘られたらしい。


『掘削には1マス1DPを使用します。続いて通路の真ん中の辺りに3×3の小部屋を作成しましょう』


 通路の上と下を3マスずつ掘る。すると元々入り口とコアルームの間には小部屋があって、直線で3つの部屋を結んだような構造になった。


『……まあ、いいでしょう。今のままだと、ダンジョンに繋がっているだけの、ただの洞窟です。そこでダンジョン領域化させましょう。領域のボタンを押してください』


 機械音声さんの呆れたような声を聞き流して、『領域』のボタンが押せるようになったので押してみる。そしてさっき掘った通路と、小部屋のマスを全てなぞる。

 ──ってすごい勢いでDP無くなるんだけど!?


『領域化は1マスで4DP使用します。しかし領域化しないとその場所に眷族を転移させることも、DPを稼ぐこともできません』


 ……必要経費って訳ね。オーケーオーケー。そういう仕様なら受け入れよう。

 つまりダンジョンを1マス拡張するには5DP使うわけで、魔物にダンジョンを掘らせたところで、1マス1DPの節約にしかならないわけね。

 ズルするなってことかな?


『先ほど作成した小部屋の地形を変更しましょう。拡張の隣、変更のボタンをタッチしてください』


 さっき4個のボタンがあると言った。実はその上にもボタンがあったらしい。あれだ、エ◯セルのシート切り替えとかそんな感じの、タブがある。

『拡張』『変更』『創造』『返還』『設定』『その他』

 この6個のタブがあって、さらにそこを開くと細分化されたボタンが現れる……なるほど、ボタン操作にしてはできることが多い。

 戦略の幅が広がると同時に、覚えることが多くて苦痛だ。

 そんなことも言ってられねえか、やらなきゃ死ぬもんなぁ。


『地形変更を選んでください』


『変更』タブの中身は3つ。『地形変更』『配置変更』『役割変更』……全部が全部、詳しい説明がほしい感じの書きかたしやがって。

 とりあえず『地形変更』を押すと、ミニウィンドウが現れた。ぶわーっと様々な地形がかかれている。

 今は洞窟らしいが、沼、森、草原、雪原、氷……毒沼や騙し絵なんてものも存在する。試しに毒沼をタッチしてみると──1000DPと現れた。3×3の小部屋を毒沼化させるだけで200マス分かかるのか……。

 いや、でもそれだけの価値はある、のか?


『今回は森を選んでください』

「あーはいはい」


 森をタッチする。これは10DPと、良心的な価格だ。変更しますか、はい。その選択をすると小部屋の中に5、6本の樹が生え、根が張り巡り、雑草が生えた。

 ……多少歩きにくくするだけで、10DPのどこが良心的だって?


『森にしか生息できない眷族もいますので、地形には気を配ってくださいね』

「なるほど、特定の魔物用なのか」


 将来は毒沼限定の魔物とか、火山地帯に火竜の巣とか。そういうの作りたいな! すっげえロマンじゃん!


『次に移りますよ』

「頼むよ、機械音声さん」

『はい。創造のタブを開き、眷族創造をタッチしてください』


 遂にダンジョンモンスター──劵族っていうらしい──を召喚するんだな。最初はスライムか、ゴブリンか。

『創造』のタブを開くと、ここは2種類。『眷族創造』『アイテム創造』があるので、上をタッチする。



────────────

 スライム 5DP

 ゴブリン 20DP

 ファンガス 30DP

────────────



「ファンガス……って、確かキノコの魔物だったっけ?」

『答えはイエス。そうです、博識ですね。今回はゴブリンをタッチしてください』


 ゲームに関してはね! 男の子だもの!

 そしてゴブリンをタッチする。するとコアルームの床に幾何学的な、魔方陣が現れ、光輝く。瞬きする間に、光は収束し、そこには犬面な、餓鬼というに相応しい蛮族が立っていた。

 ゴブリンだ‼‼‼


『ゴブリンに命令をしてみましょう。今回は通路を掘らせてみてください』

「オーケー。……ええと、命令だ、『通路を掘れ』!」

「グギャギャ‼」


 ゴブリンは俺の言葉を理解したのか、コアルームの壁へと近づいていく。……って、そっち通路と真逆なんだけど、入り口から逃げるように通路掘ってどうする、守るべきものはダンジョンコアだろ!?


「あ、あっ。あ~……」

『……大丈夫です、チュートリアル報酬として住居エリアを与えます』


 とりあえずゴブリンか掘ってしまった1マスを領域化する。すると、その向こう側の壁が崩れ、小部屋が生まれた。

 簡易的なベッド、机と椅子。

 おぉ……質素というには物が少なすぎるが、確かに自室だ。

 余裕ができたらこの住居エリアも拡張するか! いやぁ、夢が広がるなぁ、できることがたくさんあるって、いいね!


『……続けますよ?』

「あ、はい。ごめんなさい」


 自室を与えられたことではしゃいでしまった。ベッドに腰かけて、ゴブリンを椅子に座らせてタブレットを弄る。


『次は設定を開いてください。召喚陣設定です』


『設定』タブを開くと、4つのボタンが現れる。

『宝箱設定』『召喚陣設定』『階層守護者設定』『ウィンドウ設定』

 召喚陣設定を押すと、『ゴブリン』というボタンだけが現れているので、仕方なしに押す。何か間違えたら機械音声さんが止めてくれるだろうと楽観して、グイグイやることをやっていく。


「0DPってなってるけど……」

『今回は10DPまで上げてください』


 2桁目をスクロールし、1に合わせる。これで10DPになったはずだ。

 機械音声さん曰く、DPを自動消費して眷族を自動召喚してくれるらしい。1DPだけ設定しておくと10時間ごとに1ゴブリンが召喚される。

 今回は1時間毎に1ゴブリンが召喚されるように設定したってことになる。つまり100DPで6分毎に1ゴブリン……?


『答えはイエス。時間についても合っています。続いて、私が小部屋に配置した鉄の剣を返還してみましょう』


『返還』のタブを開くが、ここは細分化されていないらしい。場所の選択を要求されたので森の小部屋を選ぶ、鉄の剣が落ちていることを確認し、それを選択し『返還』っと。

 鉄の剣で500DPね。25ゴブリンか、そこそこ高いな。

 ……単位がゴブリンになってきた。


『拡張タブの、侵食を選んでください。……眷族のゴブリンを選択し、500DPを注いでください』

「えっ。……こう?」


『侵食』を選ぶと、ゴブリンしか選択できなかったので、ゴブリンを選ぶ。先ほど設定の時も見たような数値が現れるので、500DPに合わせる──なんだ、500以上を選べないじゃん──。

 侵食しますか、はい。という選択をすると、目の前でゴブリンが苦しみ出した。


「どうしたゴブ夫!? 大丈夫か!?」

「グギャ──グォォォオオ‼‼」

「うるせぇ」


 ゴブ夫(仮)は体が一回り大きくなり、犬面がさらに不細工になった。下顎から生える牙が凶悪に育っているのがワンポイント……。


『ホブゴブリンに進化しました。このように眷族にDPを注ぐことで進化を早めたり、野生の魔物を眷族にすることができます』

「な、なるほど~……」


 鑑定とかないんですか。ホブゴブリンって言われても、ただ一回り大きくなったくらいにしか感じねえよ。

 ……ダンジョンマスターって鑑定が標準装備だと思ってた。


『さて、最後になります。最後はダンジョンらしく、侵入者を討伐してみましょう』

「は??? 眷族がホブゴブリン1体なのに勝てるわけないじゃん。機械音声さん、あんたバカァ?」

『……勇者でも呼んできましょうか?』

「ごめんなさいごめんなさい」


 ダンジョン初の侵入者が異世界の勇者とか、洒落になんねぇ……。ワンチャンもなしに殺されんじゃん。ダンジョンマスターは悪だ! とか言われて弁明の機会も与えられずに殺されるんだろ? 俺知ってるよ。


 タブレットを見ると、入り口の辺りに赤い点がいる。遅いスピードではあるが、小部屋へと移動しているようだ。


「や、やべえ…… ありったけのDPでゴブリン召喚して物量作戦でもするか……?」

『侵入者は魔物でもなんでもない、ただの犬ですよ。今のあなたでも素手で勝てるレベルです。ホブゴブリンを向かわせてください』

「お、おう。命令だ、『侵入者を殺せ』」

「グオオォォォ‼」

「うるせぇって」


 なんでこいつ毎回叫ぶの? ホラゲとかに出てくる脅かし役でも目指してんの?

 ホブゴブリンは、どこに隠し持っていたのか、こん棒を振り回しながら亜人走りで侵入者へと向かっていった。

 マップで確認していると、命令してから数秒。ホブゴブリンと侵入者が接触し──侵入者が死んだ。


「あっけねぇ……」

『侵入者はいるだけで滞在ポイントを。死亡時には討伐ポイントを。捕虜にすれば捕獲ポイントを。撤退時には撃退ポイントを。落としてくれます』

「違いは?」

『滞在ポイントは1時間毎に貰えますが、少量。討伐ポイントは一度しか貰えませんが、大量。捕獲ポイントは毎分ですがごく少量。撃退ポイントはダンジョンから出る度に、中量を』


 討伐>>撃退=捕獲>>滞在……ってことかな。


「違う違う。DPと滞在ポイントとかは違うのか?」

『答えはイエス。違います。ポイントには3種類あります。pt、DP、EXPです』

「その、違いは?」

pt(ポイント)は、そのままでは扱えません。DPかEXPに変換してから扱います。DPはダンジョン改築のために使用され、EXPは貴方の経験値であり、一定以上溜めるとレベルアップします』

「DPやEXPからptにすることは?」

「答えはノー。できません」


 不可逆性か。俺の寿命がレベル×1日って話だから、そう考えるとこのシステムは俺にとって都合がいい。

 レベル分だけを保管しておいて、それを死ぬ間際で注ぎ込めば。最大限寿命を引き伸ばし続けることができる。その間にダンジョンの拡張と次レベルの経験値溜めをすればいい。

 問題は、ptの余裕がいつまで持つか。俺の精神がいつまで持つか。


『他に、質問は?』

「ああ、それじゃあ──」


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