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第1話 次々と襲う不幸

「お父さん! お父さん!」

「すぐに、オペの準備を・・・。」

「はい・・・。」

 とある病院・・・。


「鼓動確認!!」

「心拍数、75、50、どんどん下がっていきます!!」

「くそ・・・。」


 その患者についてきた少年、京太は、手術室の前で待っていた。

 そして、手術室から運ばれてきたのは、目を閉じたままの父と、うつろいだ表情の医者であった。


「僕の父は!!」

 その京太に医者はこういった。

「お父様は、残念ながら、心拍数が低下し、そのまま・・・。」

 京太は、とてつもない気持ちに押され、病院を後にした。

 京太が家に着くと、すぐに自分の部屋に入った。そして、そこで泣いていた・・・。

 ちょうど、京太の部屋の窓の外では、夕日が落ちようとしていた。


 母、洋子が家に帰ってきた・・・。

 洋子は、家の電気がついていなかったことが気になり、京太の部屋を見に行った。

 そして、京太は、部屋で泣いていた・・・。

「お父さんね。たぶん、京太という子を持って良かったと思っているよ。」

 母は、慰めの言葉を京太にかけたが、京太は、泣きっぱなしだった。


 次の日、京太は、母が起こしても、学校に行きたがらなかった・・・。

 しかし、母は無理矢理、学校へと行かせたのだった・・・。

 今日は、京太にとっては、憂鬱だった。何もかもが・・・。


 そして、つまらない学校を終えた京太にある出来事が襲った。

 家に帰ると、鍵が開いていた。しかし、家の中には誰もいなかった・・・。

「お母さん?お母さん?」

 そして、机の上に手紙を見つけた。

 そこには、こう書いてあった。

[お母さんは、ほかの人と暮らしていきます。]

 そこには、どうしろとも書いてなかった。京太は家を飛び出した。

 そして、京太は公園のベンチに座ったまま、ただ、ぼっとしていた。

 もう、外は暗くなっていた・・・。

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