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PROLOGUE
はじめまして。
翠といいます。
小説を書くのは初めてなので、
誤字脱字など、いろいろあり、
読みにくいとは思いますが、ぜひともよろしくお願いします。
本当に、この世界に希望なんて存在するのだろうか。
毎日毎日こんな世界で暮らしていると、そう思えてきても仕方ないはずだ。
車を走らせながら、ふと、窓の外を見る。
アスファルトで舗装された道路に、コンクリートの建物。
そして、灰色の空。
灰色だけで構成されているこの世界に、植物なんてものは存在しない。
そして、動物ももう絶滅しているだろう。
唯一生き残った人類もいつ絶滅するかわからない。
だから、この世界にはもう生きる価値なんてないはずだ。
でも、この世界の人類は生きることを諦めたりはしていなのは、簡単だ。
二十歳になれば、この灰色の世界、月から、旅立つことができるからだ。
あの美しい世界、地球へと。