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始まり

「あぁ、今日もかっこよかったなぁ…」

ふぅ、と心のなかでため息をつく。

私の名前は木梨悠里(きなしゆうり)。現在中学三年生、元吹奏楽部員。最近引退したばかり。現在片想い中。

気になるであろうそのお相手は、元野球部員、松尾雅樹(まつおまさき)。学年委員長であり、三年間クラスが同じである。

その片想いは、何がきっかけだったのかわからないまま、始まっていた。

ちょうど二年前の9月のことだった…




体育祭の前日。

『ずっと好きでした。付き合ってください    木梨悠里』

小さく切った紙に、これだけ書いた。それ以外に、もう書くことなんてない。あとは明日、登校して机の中に入れるだけ。

『雅樹君…』

彼のことを考えるだけで、体が熱くなる。

翌朝、彼の机の中へ、その手紙を入れた。しかし、その結果は…返事は返ってこない。しかも、他の男子は、

「おい、松尾があのラブレターを『気持ち悪い』つって捨てたってー!」

ときこえるようにいってくる始末。

それ以来、打ち明けるのが怖くて想いは心の中。

打ち明けられたときのことは…


妄想。


そこからの進展も妄想。


いつ打ち明けよう…


タイムリミットまではあと4ヶ月ちょっと。

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