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魔律界境 ―世界は魔力で出来ている―  作者: 真瀬 万知久
第二章 親善試合編

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第81話 経験

「行くぜ、リオ。」


ザイードが真っ直ぐ突っ込んでくる。


考えがまとまっていないが、

やるしかないようだ。


「どうなっても知りませんよ!」


牽制として、〈コウキュウ〉を放つ。

以前より弱体化しており、威力はお粗末。


だが、魔法使いでなければ魔力抗体が無いため、

触れればそれなりにダメージはあるはず。


「その程度かよ!」


ザイードは〈コウキュウ〉を回避せず、

剣を振り下ろした。


〈コウキュウ〉は破裂。


突然の光と威力に、

ザイードはたまらず後退する。


「クソッ、これは避けるのがいいか。」


僕は再び〈コウキュウ〉を放つ。


「やっぱズリィな!」


ザイードはたまらず回避を選択。


「まだまだ!」


放った後でもザイードを追尾させる。


やはりこの距離では、

剣士より魔法使いが有利だ。


このままいけば、完封出来る。


そう思った刹那、

ザイードは見覚えのある動作に入った。


すかさず〈コウキュウ〉を破裂させ、一瞬、視界を奪う。


「…ッ、何だ、クソッ。」


その隙に一気に近づき、更に〈コウキュウ〉を放つ。


ザイードの視界が戻る。


だが、すでに〈コウキュウ〉は

目の前に迫っていた。


咄嗟に迎撃を行い、

破裂させて距離を取ろうとしたが、


今回の〈コウキュウ〉は、

密度を高めて弾く性質を持たせていた。


「なっ!」


予想外の感触にザイードは剣を弾き飛ばされ、

丸腰となった。


そして、次の魔法を放つべく、

手を構えている僕を見た。


「…参った。」


降参の証としてザイードは両手を挙げる。


勝つことに意味はない。

何故なら、僕が圧倒的に優位なのだから。


それでもなお、

今までの何かが報われた。

そんな気がした。

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