第8話 セカンドコンタクト
翌朝。朝のホームルームへと向かう。
「おはよう。眠そうね。」
教室につくと、ジーナに話しかけられる。
昨日は何となく居たたまれなくなってしまい、逃げるかのように立ち去ってしまった。
悪いことをしたなと内心ひやひやしていたが、あまり気にしていない様子だった。
「おはようさん。念のため聞くが、王族が庶民に公の場で話しかけていいのか?」
空想ではあるが、実際どこで地雷を踏んでしまうか、わからなかった。
「構わないわよ。少なくともこの学校に入れた段階で、ある程度の素養は確認出来ているっていうのが、認められているから。」
なるほど。案外、そのあたりは大らかなのかもしれない。
「それに王女なんて腐るほどいるんだから。一々気にしないで。」
「そういうもんか。」
「ええ、そういうもんよ。」
彼女の言う通り、実際に王女は多い。
太陽王は妾が多く子沢山だが、何故か女性しか生まれない。
一部では『太陽の呪い』なんて言われている。
「だからこそジル兄はもう少ししっかりして欲しいけどね。」
「確かに、唯一直系の男性にしてはフランク過ぎるか。」
王女様からみても、彼は少し特別なようだ。
「はい、席について、ホームルームするよー。」
扉を開ける音とともに、ユーリ先生が入ってきて号令をかける。
他のクラスメイトも含め全員が席についた所で、ユーリ先生が続ける。
「昨日はごめんね。色々手違いがあって。まあ、これからよろしくってことで。」
流石に昨日よりかは、教師らしくしっかりしているようだ。
「そして、皆さんに課題を考えてきました。校庭に行きましょう!」




