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世界は魔力でできている  作者: 真瀬 万知久
第一章 入学編

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第11話 戦場

「おい大丈夫か、ジーナ。」


先生の強さに呆けてしまっていた。

ジーナに駆け寄る。


「え、ええ。大丈夫よ。」


少し見たが、特に外傷はないようだった。


「……当たったらどうしてたんですか。」


去ろうとする先生に対して、疑問を投げる。


「当たらないさ。そのために鍛えたからね。」


どこか他人行儀なユーリ先生。


「…ふざけないでください。」


どうしようもなく怒りがこみ上げる。

当てる気はなかったようだが、どう見てもやりすぎだ。


「ジーナに対する敬意とかないんですか。」


「敬意は評したつもりだよ。実際素晴らしい魔法だ。上手く行けばたくさん殺せるだろう。」


その言葉に、感情は一切乗っていなかった。


「っ、そんな言い方……」


「そのための力だ。君たちは魔法軍になるために来たんだろう?違うのか?」


当然のことのようにユーリ先生は投げかける。

僕自身を含めてその場にいた全員が言葉を失った。


少しの沈黙の後、ユーリ先生は続ける。


「んー、どうやらまた失敗してしまったらしいな。すまない。みんな。午後まで自習って事で。」


ユーリ先生は背を向け、トボトボと戻っていった。


何となくだが、彼という人間が少し分かった気がした。

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