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第18話 あたしの味方は……?


 週明け、学校の廊下で杉村くんをみかけたあたしは、すっと背を向けて距離をとった。やすみ時間も、できるだけ教室に留まらないようにして、放課後もすぐに教室をでる。


 あたしの味方は時間だけなのだから。


 そんなあたしの気も知らず、いや、知っていたところで同じだっただろうけど、シズは、おーすっと声をかけてくる。毎日、毎日、かんばしい返事もしない女に、よく続く。


 きっとなにも考えていないから。


 じゃあ、あたしはなにを考えているのか。それがわかれば苦労はしない。あいかわらず日焼けした連中のなかへ平気で飛び込んでいくシズと、映画の話もせずに楽しそうに笑っている杉村くんとが目にまぶしい。


 彼とケンカしてから映画館にすら足が向かず、いつのまにか閉館日が近づいてきていた。このまま静かに行ってしまうのかもしれない。時間すら、あたしの味方じゃない。


 そんなおり、シズからこんな話をきいた。


「杉村って映画好きらしいよ。それもクソつまらんやつ。根暗だよねぇ。っていうか、ちょっと見たけど、なんか気持ち悪かったわ」


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