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赤実かすみの青欲  作者: 朱音めあ
8/12

 しかし、僕にそこまで秘密にしていた事を話してくれたのは、なんだか嬉しい事だ。


 かすみは少々変わった子だが、悪い子ではないし、それに顔も可愛い。

 そんな子と秘密を共有し合う関係になれる事は、なんだか青春らしくてドキドキしてしまう。

 ・・・共有と言っても、僕は何も秘密を教えていないけれど。  


「あ、これは忠告ですが。私と付き合ってくださいみたいな、そんな簡単で生温い命令はしませんからね!? ガチのガチでヤバイ命令しますからね!?」


 相当必死なかすみであった。 

 

 というか、付き合ってくださいというのは簡単で生温い命令なのか?

 




 ・・・青い色か。


(青い色・・・何かあったかな)

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