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赤実かすみの青欲  作者: 朱音めあ
5/12

「そりゃあ言わないですよ! ヘンな気分になるなんて恥ずかしくて言えないじゃないですか!」


 かすみは顔を真っ赤にして頬を膨らませる。


「いや、ゴメンゴメン。しかし青い色を見ると欲情するって事か。それは中々大変そうだな」


「まぁ・・・そうですけど。実は、こうなった理由は自分で分かってるんですよ」


「え、そうなの? 何か原因とかあったんだ?」

 

 どうやら、生まれつきの性欲ではないらしい。


 どうして彼女がそんな性癖を持ってしまったのか、そのキッカケには非常に興味がそそられる。


「い、いや。その理由とか話しませんよ? 話しませんからね?」


「・・・ほれ」


 もう一度、青い画用紙をかすみの目の前に差し出す。


「あーーーっ!!! ダメです! やめてください!!! わかりました! 話します! 話しますから!」


 かすみはあっさりと折れてしまった。


 僕は彼女のとんでもない弱点を知ってしまったのかもしれない。  


「先輩のエッチ。馬鹿、スケベ。・・・しかたないので話してあげます」


 かすみは拗ねた様子で青色のペンにガジガジと噛み付く。    


「あ、あのですね・・・」


 もじもじと口ごもりながら、かすみは話を始める。

    

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