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「ど・・・どうしよ・・・」
真っ二つになったペンからは、青いインクが垂れている。
もう口に咥えることは出来ないだろう。
「うっ・・・な、何か代わりの物は・・・!?」
かすみは、涙目になりながら部室の中を物色し始めた。
「画用紙・・・なんかふやけそうだからダメ・・・!
絵の具・・・ダメダメダメ!!!
色鉛筆・・・!? これなら洗えば綺麗・・・
あぁぁぁぁ!!! もうダメ!!! 私おかしくなっちゃうよぉぉぉ!!!」
かすみが薬が切れた麻薬中毒者みたいになっている。
これはちょっと、色々とまずいのでは。
放送禁止なのでは。
「あ、赤実。少し落ち着け!」
「無理無理無理! 無理なの! というかそもそも先輩のせいじゃないですかぁぁぁ!!!
このままじゃ私、先輩の事を好きになっちゃう!!! てか犯しちゃうかもしれないです!!! 離れて!!!」
かすみの口から爆弾発言が飛び出す。
というか、最早爆弾ではなく核兵器かもしれない。




