表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の知らない物語  作者: mokkun0112
4/4

遠足

 あれから数週間が経った。この数週間特に大きい出来事は起きなかった。俺は普通に学校生活を充実させていた。だが一つ変わった事があった、それは篠原との関係だ。あれから篠原はなぜかなついてくる。どうしてだろう、クラス中の視線が痛いほど向けられている、俺はそんなのを一切気にせず授業を受ける。

 昼休憩になり、相変わらず俺はボッチで過ごしていた。最近明るくなったといわれる自分でもその変化は分かっていた。入学したての頃は不愛想でまるで不良とまで言われていた。表情豊かになったのはいいことなのだろうか。俺はそんな自問自答をしていると後ろから声をかけられた、まぎれもない篠原だ。「一緒に弁当食べようよ」そう言うと篠原は俺の机の前にイスをもっと来て座っていた。「なんなの?なにしたいの?」俺の質問を全く聞かずに弁当を頬張る篠原。ほんとになんだろこの子まぁどうでもいいや。俺はただ呆然と篠原を眺めている。そして昼休憩の終わりを告げるチャイムが鳴った。5時間目はどうやら春の遠足のメンバー決めのようだ。

 案の定ボッチになった…うん知ってたさてどうしようか…いやボッチで俺のクラスは41人いてグループのメンバーは最大4人までしか入れないもちろんそれは担任が俺のことを嫌っているのをひしひしと伝える結果だった。そして…5時間目が終わった。

 6時間目は班の行き先決めだった。担任が俺の方を見て笑みを浮かべていた気がしたが気のせいだろう。しばらくボーとしていると篠原が声をかけてきた「ボッチ乙…どう私とい一緒にに行かない?」なんだこいつ喧嘩を売りに来たのか励ましに来たのかどっちなんだ…まぁ俺は一人でもいいんだが…「考えておくよ」そう答え教室から出て行った。

 遠足までの時間はあっという間に過ぎていった。バスの座席にも先生からの悪意を感じた座席も一人だった。まぁこれは座席一人はラッキーだった。1時間ぐらいで目的地に着いた、どうやら関戸刃区の市内探索のようだ俺は篠原との約束をほったらかしアニメイトに来ていたやっぱ2次元は最高だ二次元だけは俺を裏切らないなどと考えていると隣にだれか来た。俺は振り向くとそこには同じ制服を着た生徒がいた。俺は思わぬ出来事で呆然と立ち尽くしていると声をかけられた。「君もここに来たの偶然だね」話を聞くとどうやらこの子は先生に入学初日に先生にたてついてしかも成績は学年1位だから疎まれて一人にされたんだという…本当にこの学校早く何とかしないといけないんじゃないだろうか。などと考えていると「君はどうしてここに」と聞かれたのですべて答えた「僕たち似た者同士だね」と言ってどこかにさっていった。姿が見えなくなると今度は後ろから「あーいた、やっと見つけました」篠原の声が聞こえた「お前班のメンバはどうしたんだよ」「班のみなさんには訳を言って抜けさせてもらいました」と威張りながら言う篠原…やれやれ俺と一緒にいたって面白くなのにどうしてこいつは…「はぁ…」俺はため息をつくと篠原に手を引っ張られ引きずられて行くのだった。

 篠原に引きずられてきたのは喫茶店だった俺は篠原に連れられて中に入るとそこはどうやらかなりおしゃれのライトやセンスをした喫茶店のようだ「ここ一度来てみたかったの」などと言い出す篠原…どうせなら彼氏でも作ってこればいいものをなんで俺なんかと篠原レベルだったら普通に彼氏ぐらいすぐできると思うのに…そんなことを考えていると「何してるんですか…早く注文決めてくださいよ」篠原に言われ俺は我に返った。金銭的な余裕はあったので高そうなケーキを注文する…しばらくして注文したものが運ばれてくる、俺はフォークを持つとケーキを一口口に放り込んだ。ふと篠原の方を見ると俺のケーキを食べる姿をじっと眺める篠原が見えた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ