転校生
しばらくすると出口についた、どうやらさっきのモンスターが親玉だったみたいで俺たちが出るとその世界は消滅した。俺はまるで夢でも見ていたような感覚に囚われていた、すると先輩が「君うちの学校の生徒だね放課後ここまで来てくれ」そう言われると先輩に紙を渡され先輩は学校に向かって歩いて行った。
先輩が見えなくなった辺りで俺は歩き始めるどうやら時間は⒑時ちょっとすぎくらいみたいで完全に遅刻である。しばらくすると学校についた教室に入ると注目を浴び生徒指導に呼ばれお説教され散々な目にあって今は昼休憩だ。俺はボッチなので一緒に昼ごはん食べてくれる友達なんているはずもなく一人で虚しくお弁当を食べていると背後から視線を感じた気がしたので振り向くとそこには俺をジーとみている女子がいた。俺と目が合うやいなやそそくさと廊下に消えていった。なんなんだろうあの子は、それからはあっという間に過ぎていき今は放課後になり先輩に渡された紙を見て書かれてあった場所に向かっていた。
書かれていた場所はどうやら俺が住んでいるアパートの近くの建物みたいで俺は恐る恐る中に入る。「おぉ君か来てくれたのか」と歓迎してくれる先輩とその横に「中原この子が例の子か」と聞くもう一人の先輩がいた。俺が呆然と立っていると先輩たちが話してくれた「あの世界については中原が説明してくれたはずだ、あの空間はごく限られた人間が入ることができるんだ。そしてあの空間は今とても危険な状態にあるんだ。今あの世界は現実に影響を与え始めているんだこのままだと君が見た怪物たちが現実世界にも現れ始めるんだ」と先輩が丁寧な口調で話してくれている。「そこでだ君には我々と一緒に戦ってほしいんだ」と先輩が頭を下げて言う。
戦うか…俺には向かないなと思い断ろうとした瞬間頭痛が起こり俺はうずくまる「う…あ…」俺がそんな声をあげ頭の中に誰かの顔が浮かんできたそれはひどく懐かしく感じたそして頭痛が治まった。俺は立ち上がり先輩たちに「俺…戦いますよ…なんだかわからないけどそうしなくちゃいけないきがして」「すまない助かるよ」先輩がそういうと今日は解散になった。
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俺が先輩たちとともに戦い始めて一週間が経った。あれから負の世界は出現していないそれだけ悲しい出来事が起きていないって事だろう。今俺は先輩たちと一緒に今日も負の世界が出現していないか監視していた。案の定今日も何も起こらず俺は家に帰っていると妙な違和感を感じ辺りを見回すが特に変化はなかった。気のせいか、そう自分に言い聞かせ俺は家の中に入っていった。
翌日、朝学校に行くと、教室がざわついていた、どうやら転校生がくるみたいだ。クラスのあちこちで色々なう噂が流れている。まぁ俺としてはどうでもいいので机の上でぐったりしているとチャイムが鳴り、クラス中の緊張がピークに達したところで教室のドアが開き担任が入ってくる「えー今日は転校生が来ます…ハイ喜べ―特に男子~」先生がクラス中をじらしていると教室のドアが開き外から一人の女子が入ってくる。