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第4章<真夏のマリンサイドバトル in 兵庫>

 夏合宿と言う事で兵庫県に来た1年4組一同。

 比較的涼しい地域で練習を行う。

 高川が海に落ちての濡れ場があったのはどうでもいいが、土佐野専の事務員で元プロの桜田(さくらだ)が打撃投手として練習に参加。1軍で主力であった広川、小牧らと違い、ほとんど1軍での出番はなく、日の目を浴びないままに引退した投手だったが、その実力は健在。逆にそれだけの実力があっても、プロでは通用しないと言う事。そして中には光を浴びずに夢の舞台から姿を消す者もいることを実感させられる4組野球科生たち。

 そうした練習の後、4組同士で行われた紅白戦。

 ここまでの3か月強の学校生活や、この合宿で付けた力。それらを発揮し、監督にアピールすべく奮闘する両チーム。長曽我部が股間に打球を当てて降板し、新本が卑猥な単語を口走るアクシデントもありながら、得たものも大きい試合となった。

 中学時代、現クラスメイトの三国(みくに)にホームスチールを決められて大会で破れた新本。それが今までトラウマとなり、ピンチで崩れることも多かった。しかしキャッチャー・宮島、ショート・前園(まえぞの)による連係プレーで、三国の果敢なホームスチールを見事阻止。トラウマの克服に成功する。さらに宮島も、引っ張ってばかりだったバッティングにて、流し打ちと言う術を取得。

 そうした成功体験の裏で、クラスメイトとの全力勝負で、いつかは敵になるのかもしれない。それどころか、仕事として野球を行うプロでは、お互いの首を賭けて勝負することも、時にはそれこそプロの舞台から追い出す決定打を与えることもあるかもしれない。との重く辛い現実にも気付く。

 ただ、それはプロとして越えなければならないもの。

 元プロ・広川の言葉にその意識を植え付けられた皆は、将来のクラスメイト達との勝負に心を躍らせる。


 そして戦いはリーグ戦後半戦へ。


第4章 あらすじ

テーマ:今日の味方はいつかの敵 & プロ野球の陰

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