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第3章<超女子プロ級投手>

6月。開幕からの連敗を22に伸ばし、依然最下位に沈んでいる1年4組は、3組との対戦に挑む。1試合目に敗れ連敗を23に伸ばして迎えた24試合目。3組の先発は怪我の河嶋(かわしま)に代わって、女子投手の神部友美(かんべともみ)

 4組先発の友田は自慢のお辞儀ストレートを武器に3組打線を抑え込む。対して4組打線も神部相手に抑え込まれる。投手戦の様相を呈してきた4回の表。なんとか作った2アウト1・2塁のチャンスで、8番・宮島がレフトへの2点タイムリー。ついに均衡が破られる。

 そこからは新本―塩原―立川のセットアッパーを投入。7回に3組の主砲・ルーク=バーナードに一発を受けて1点を失うも、なんとか逃げ切りに成功。初勝利を収めた。

 勝利に沸きながら昼食をとる宮島らの元に、敗戦投手となった神部が姿を現す。新本が1組のエース・鶴見誠一郎にスライダーを教わったり、騒がしくしたりしている中、神部がついに宮島へと告白。

「投球を受けてほしい」とのことだった。

 新本が周りに「宮島相手は投げやすい」と言いふらしたことで、他クラスにもその噂が広まり、それを信じてやってきたのであった。

 しぶしぶ了承した宮島は神部の投球を受けてやることに。いいキャッチャーであると噂される宮島に投球を受けてもらった神部は、そのキャッチャーとしての良さを、身を持って実感。

 それだけではなくリードもしてもらいたくなった彼女は、彼を外へと連れ出し、地元の高校野球部の練習に混じることにした。すると偶然に出会った強豪校の選手に挑発され、神部―宮島バッテリーが一打席勝負。見事三振に切って取り勝利した。

 これによって、キャッチャー・宮島の良さをさらに強く実感してしまった彼女は、4組に移籍するための制度提案を教員へと行ったのであった。

 その後、6月下旬のこと。夏が近づき急激な温度変化が起こったことで、宮島が熱中症によって倒れてしまう。それをきっかけに、さすがの暑さに対策を考え出した広川。


 次の舞台は兵庫県。入学以降初めての遠征である。

第3章 あらすじ

テーマ:『恋』の形は無限通り

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