表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/13

第11章<夢と希望と現実と>

開幕から連戦連敗だった『1年4組時代』も懐かしい記憶となった2年4組。

いつものように負け時々勝ちを繰り返していたリーグ戦だが、

一方で昔の彼らのように連戦連敗を繰り返している存在がいた。


小牧長久監督率いる第3期生・1年4組

彼らも2期生の4組に劣らない連敗っぷりを見せて低迷

暗闇からの突破口が見えずにいた。

そこで小牧と2期生4組監督の広川は、

2年4組キャプテン・宮島に学生目線での話を聞きつつ、

打開策を探る。


そしてその後、

何気ない試合となったはずの学内2年生リーグ 1組VS4組

だがそこには1年生4組の姿が。

宮島の「成長した姿が思い浮かばなかった」との意見から、

現在の2年4組を、今の1年4組の目指すことのできる

将来の姿として見せることになったのである。


途端に後輩からの『期待』と『夢』を背負うことになった2年4組。

彼らに立ち向かうのは、強大な現実たる大エース・鶴見誠一郎。

ただでさえ最弱4組が最強1組に勝利するのは難しい。

それに輪をかけピッチャーが鶴見と言うのだから勝利は絶望的。

しかしそれでも負けられない。


点を奪えないなら奪わせるわけにはいかない。

4組先発の本崎は、キャッチャー・宮島のリードや、バックの守備を味方に付けて好投。

ならばとばかりに鶴見も5回まで出塁は神城に対する1安打のみと準完全ペース。

その投手戦も6回に崩れる。

宮島の内野安打、配球の隙を突いた盗塁に続き、神城のセーフティスクイズで先制点。

ついに1点を奪う。

そうなれば後は抑えるのみ。

7回は久しぶりの神部―宮島バッテリーが1四球ながら無失点。

8回は塩原が1被安打で無失点。

9回は闇の魔術師、クローザーの立川がピンチを招きながら、

宮島、原井、天川、神城と内外野動員のランダン&ダブルプレーを見せて無失点。

勝利を収めることに成功した。


あの有名な鶴見誠一郎から点を奪っての勝利。

この試合を目にした1年4組は、宮島から『4組勝利紀念(・・)』のウィニングボールも受け取り、自らの目指すべき目標をしっかり抱くとともに、勝利への可能性を見据えることができた。


……それから1週間後

1年4組は、1年1組に次ぐ強さを誇る2組相手に勝利。

ついに長いトンネルから抜け出したのであった。


第11章 あらすじ

テーマ:夢を与える存在

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ