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閑山自撰詩篇

自作を喧伝することの卑俗さと見栄と(300文字)

作者: 竹井閑山

プロでさえ自作の宣伝にあらゆる策を弄するではないか。素人が孤高の作家を気取り、でんと構えていていいものか。それは単なる見栄ではないのか。


このサイトは名前からして

プロの卵である書き手を対象に

門戸を開けているらしい

でもなかには

馴れ合いや宣伝を一切排して

孤高の作家を気取っている者もあるようだ


取るスタンスは人それぞれだが

作家であれ歌手であれ

プロは自分の作品を世に広めるために

あらゆる手段を弄するのではないか

手練手管の限りを尽くしたあと

それでも1人の受け取り手を獲得するのに

1時間の労をも惜しまないのではないか


エミリー・ブロンテが自作の不評に

孤高の沈黙を守ったのは

出版されてからのことであり

出版にかけるまでの思いは

(じっさいに奔走したのは気丈なシャーロットだったけど)

並大抵ではなかったに違いない


その思い その魂が

頼もしい姉に乗り移ったということ



17歳で最初の創作を試み、爾来30有余年。読み手としても書き手としても素人の私が偉そうなことを言える立場にないが、これだけは自信をもって言える。「孤高」という言葉は偉大な芸術家に対するオマージュであり、原則死後評価である。存命する作家に用いる語ではなく、ましてや素人が自分自身に対して使うべきではない。


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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。 まずはお茶でも入れられ、香りから楽しまれては如何でしょうか。 そんな時、ふと窓の外に目を向けますと意外なものが見つかるかもしれません。 突然の駄文、失礼しました。
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