帰郷311
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「それじゃ、大事な話をしよう」
前線基地に戻ったリディ達は、意気揚々と任務が完了したと鳥かごに連絡すれば、他の鳥かごの使者を迎賓するように出迎えて貰えるだろうが、そんな気軽に鳥かごに帰る事は出来無い。
「原因は自分ですよね?」
「原因という言い方はあれだが、お前に付いて話をしておかないと危険になると思ってな」
「お願いします。自分は何も分かっていませんから」
火内に分かる事は、自分がドラゴンになれる事だけ。
だけど、そのドラゴンになれるというだけで、自分に対して躍起になる存在がいる。
「まずはRLHのおさらいをしようか、人類の敵であるRLと戦える人類、人類の進化した姿」
「みんなを守る守護神です」
「そうだな、リナの言う通り人類を守る盾であり矛だな。それでだが、RLHを判別する簡単な方法があるんだが知ってるか」
「そんな方法があるんですか?」
「RLHも簡単に見抜く方法スか?」
RLHであるリナをみんなで見る。
紅の髪と瞳の可愛らしい少女、胸は控えめで、顔にはそばかすがあるが、まごう事無き美少女。
「やっぱり……運動能力スか?」
パッと見では分からないが、運動能力が人とは比べ物にならないのは知っている。
「だからかぁ……子供の定期的な運動能力の検査はそういう事か……」
鳥かごという閉鎖された世界での健康を維持する為に必要な事だと思っていたが、見方を変えたら、調査というのは納得出来る。
「まぁな、ちなみに火内こと、核露はかなり高いスコアを出して、一時的にはRLH候補にされていたが、基準は満たさなかったよ」
「そうですか……」
子供の時の核露は、ドラゴンに覚醒する予兆は無く、ただドラゴンの素体となるだけはあって、高い身体能力は有していた。
「だけど、もっと簡単な方法でRLHかを見極める方法があるんだ」
「リディさん……?」
「警告色……自然界にはな、色で自分は危険な存在だと警告するんだ」
「紅の髪……紅の瞳……」
リナは自分の髪を掴む……そばかすだけは気にしていたが、紅の髪を気にした事は一度も無かった。




