空気の帯
ハミングがわからなさをつつんでくれる
心のどこがいたいのか そうじゃないのか
夜露をまとって こぼれる音符、弾けてきえたんだ
ハミングでわからなさをつつんでほしい
心のどこが、嬉しくて、蝶の羽を持ったのか
風と一緒にハミング歌えば
きみの口元の緩みまで流れつく
伏し目がちに 眠るように
ハミングを歌っているきみの声は
鈴虫に似ているだろうな
どこにいるの、、
リンリンリンと涼やかに
見えないけれど浮ぶ音
風にゆらぐ草蔭深くに隠れてないている
けれど きみの心根から覗いてるもの
雲間の星ひとつ みつけたよ
聴こえてくるよ
リンリンリンと
空気の帯を伝って
ここまで 震えて