表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギルドと共に異世界へ転移し、美少女ハーレムを手に入れた  作者: 曲終の時
第三章:遥かなる場所からの侵入者
81/169

Ep 19:二人で過ごした午後⑦

自分の部屋に戻った後、彼はすぐに他の人が訪れていることに気づいた。


「お帰りなさい、ユリオン様」


出迎えたのは、以前商業都市――ジセで共に行動したエルフの少女、シーエラだった。


彼女がその時着ていたのは、冒険者風のワンピースではなく、ウェディングドレス風に改造された礼服だった。


「シーエラ、どうして戻ってきたんだ?」


ユリオンの印象では、彼女には任務を続けるよう命じていたので、短期間で<方舟要塞>に戻ってくるはずはなかった。


「ユリオン様、覚えていらっしゃいますか?昨日、私の願いをお伝えしたいと申し上げたことを」


「もちろん、たった一日で忘れるはずがないだろう……なるほど、そういうことか」


自分を『聖女』として形作る任務が一定の成果を上げたので、ユリオンはシーエラに報酬を約束していた。


しかし、彼女はその時にすぐに要求を言わず、このように個人的に伝えたいと言っていた。


「分かった。今日は他にやることもないし、ゆっくり話を聞くよ。さあ、入って――」


彼女の意図を理解したユリオンは軽くうなずいて彼女を寝室に招き入れた。


「ユリオン様……」


「うん……」


部屋に入るとすぐに、シーエラは背後から彼にぴったりと抱きついてきた。彼女の豊かな胸が力強くユリオンの背中に押し付けられる。


彼女の意図は明白だったし、ユリオンもその気がなければ寝室に招き入れたりはしなかった。


彼女の体温や心拍が感じられるほど密着しており、シーエラから漂う淡いジャスミンの香りがユリオンの鼻をくすぐった。


甘い体香が彼の鼻腔をくすぐり、心をざわつかせた。


「シーエラ、こっちにおいで」


「え?きゃあ――!?」


ユリオンは振り向きざまにシーエラの膝を抱え、プリンセス抱っこの形で彼女をベッドの方へ運んだ。


この突然の行動にシーエラは驚いたが、全く嫌がる様子はなかった。その白い頬は次第に赤くなり、彼の横顔をうっとりと見つめる姿は非常に愛らしかった。


彼はシーエラを優しくベッドに横たえ、その上に身を寄せた。


「ま、待ってください!ユリオン様……その、まだお風呂に入っていなくて、今日はたくさん汗をかいたので……」


「そうか…ごめん」


(俺は気にしないけど、女の子はやっぱりそういうところを気にするんだな)


恥ずかしそうなシーエラを見つめながら、ユリオンは内心の欲望を抑えた。


「ユリオン様、もしよければ……一緒に来ていただけますか?」


「?」


彼女の意図は分からなかったが、ユリオンはベッドから起き上がった。


「……こちらへどうぞ」


顔を真っ赤にしたシーエラは、ユリオンの手を取り、黙って彼を目的地へと導いた。


彼らが到着したのは、ユリオンの部屋の中にある浴室だった。


個室の浴室とはいえ、設備は充実しており、広々とした空間が広がっている。


中世のテーマにはそぐわないジャグジーや、高級感漂うシャワー設備。照明システムは魔道具を用いており、壁の装飾と見事に調和していて、美観を損なうことはない。


このような高級な部屋のレイアウトを見れば、誰もがこれを権力者専用の財産だとみなすだろう。


「えっ、ここに何か……増えてる?」


高級感あふれる浴室に、以前はなかったある物が置かれていた。


それはピンク色のエアマットで、その大きさは二人がなんとか乗れる程度だった。


事前に衣服を脱いだシーエラは、同じく裸のユリオンをそのエアマットに導いた。


「ぐぅっ――」


(こ、ここは……まさかあれか?風俗店でしか受けられないサービス?いや……風俗店にもシーエラみたいな美少女はいないだろう)


深夜番組から得た少ない経験でユリオンはすぐに状況を理解した。


「ユリオン様、失礼いたします……どうぞお体を洗わせてください」


「お、おう、頼むよ」


シーエラはユリオンのそばに跪き、大量のボディソープを自身の豊満な胸に絞り出した。


「ん……はぁ――」


彼女は両手で自分の胸を揉み、ボディソープを均等に行き渡らせた。大胆な行動とは裏腹に、強烈な羞恥心でシーエラの顔は真っ赤になっていた。この大きなギャップが、エアマットに横たわるユリオンの欲望を燃え上がらせた。


(彼女はどこでこんなことを……くそ、色っぽすぎる!今すぐ彼女を押し倒したい)


シーエラの煽情的な動きとその艶めかしい喘ぎ声が、ユリオンの理性を次第に削り取っていく。


もしエレノアや美羽たちとの経験がなかったら、今頃自分は理性を失ってシーエラを襲っていたかもしれない、とユリオンは思った。


「ん、はぁ……はぁ……!」


豪華な肢体が全く躊躇なくユリオンの上に圧し掛かった。


「ん……!ユ、ユリオン様……はぁ……!」


細い指がユリオンの肩にかかり、それを支点にシーエラはゆっくりと体を動かし始めた。その形の良い巨乳も彼女の動きに合わせて押し潰されて変形していった。


体にボディソープがついているため、シーエラの体は異常に滑らかで粘り気があった。二人の体は絡み合い、重なり合い、大量の白い泡が生まれ、まるで彼らの密着部分にふわふわしたシャツが追加されたかのようだった。


「シーエラ……はぁ……」


(気持ちいい……ま、まさかここまで……シーエラ、この子は本当に恐ろしい)


今までにない刺激的な体験が、ユリオンの理性を吹き飛ばしそうになる。


「うおっ――!?」


シーエラのピンク色の舌先がユリオンの胸を舐め回し、快感に襲われたユリオンは驚いて体を震わせた。


粘り気のある滑らかな手が上から下へと探り、すぐにシーエラは既に硬くなっている聖槍を握りしめた。


彼女は優しくユリオンの聖槍を握り、ゆっくりと上下に動かし始めた。その間も、舌先や体の動きを止めることはなかった。


三方向からの同時刺激により、ユリオンの衝動はほぼ限界に達していた。


「ちゅ〜んん……ちゅん……!」


シーエラの動きが次第に熟練し、それに伴い刺激の頻度も増していった。


情欲に乱れるその美しい顔立ちにユリオンは目を離せず、目の前の艶やかなエルフ少女が彼の理性を陶酔させていた。


「んんっ、ああ……!ユリオン様、ユリオン様……ちゅっ!」


彼女は自分の唇をユリオンの唇に重ね、その舌も絡み合った。


「はぁ――はぁ……ユリオン様、わ、私もう我慢できません……」


「ああ……俺もだ」


シーエラは姿勢を変えてユリオンの腰に跨り、少し体を持ち上げて、手に握った聖槍を自分の体内に導いた。


「ん――あ、ああああ!!!ん……ふああ……!」


粘液で覆われた聖槍が、容易にシーエラの秘密の花園に入り込んだ。


既に洪水状態の花茎は、ユリオンを受け入れた瞬間、四方八方から圧力をかけてきた。


「うああ……!!はう……!はあ、はあ、はあ……!こ、これは…こんなの…初めて、だよお!!」


「はあ……シーエラ、シーエラ……くっ――」


シーエラは自分の上で妖艶に身体を揺らし、その豊満な胸も激しく揺れ始めた。


「やあ~!ユ、ユリオン様!?ううん……はあ~!!」


耐え切れなくなったユリオンは、シーエラの上下に跳ねる柔らかな胸を掴んだ。


突然の襲撃に驚いたシーエラは、思わず声を上げた。彼女は恥ずかしそうに口を押さえ、ユリオンに自分の恥ずかしい声を聞かれたくないと思ったのかもしれない。


しかし、それは逆にユリオンの加虐心を刺激し、彼はその成熟した果実を揉み続け、シーエラの反応を観察した。


「え…やああ!!!だめ、こんなの……うう……!恥ずかしい!!うああ……!!」


ユリオンの指先が彼女の胸の突起を優しく摘むと、激しい快感でシーエラの身体が仰け反り、ユリオンに押しつけていた手も乳液のせいで滑り落ちた。


「シーエラ!」


ユリオンはすぐに身を起こし、バランスを失ったシーエラを抱きしめた。この動作により、彼の聖槍はさらに深く突き刺さった。


「はああ……!!!」


絶頂の悲鳴でシーエラの瞳は迷いを帯びていた。


ユリオンは震えるシーエラを抱きしめながら、懐かしそうに微笑んだ。


(そういえば……以前にもこんなことがあったな、たしか一か月前?気づいたらもうそんなに経っていたのか……)


ユリオンが思い出したのは、異世界への転移が起こった直後のことだ。転移時に大広間が激しく揺れ、まだ自己意識を持っていなかったシーエラは、危うく転びそうになった。彼女が怪我をしないことは分かっていたが、その時のユリオンは反射的に彼女を抱きしめ、身体で守ったのだった。


「はあ……はあ……ユリオン、様?」


「シーエラ――」


「ううん!?ちゅ……んああ……ちゅん……ううん~」


ユリオンは何も言わず、シーエラの唇にキスをした。


自らの手で創り上げた少女が、自分に全てを捧げ、慕ってくれる少女。彼女と絡み合うことで、ユリオンはようやく心の中の言葉にできない感情に気づいた――


「好きだよ――シーエラ……これからも、俺のそばにいてくれるか?」


「ああ……ユリオンさ――う!?」


シーエラの返事を待たず、ユリオンは再び彼女の唇にキスをした。


浅いキスの後、彼は顔を引いて、その紅玉色の瞳を直視した。


「少なくとも今は、君に直接俺の名前を呼んでほしい」


「ううん……ユ、ユリ……うう~ユ、ユリ――オン……」


彼女の声は蚊の鳴くような小ささだったが、ユリオンはその微かな言葉を捕えた。


「……ユリオン――私も…私もそうです!どうか、ずっと、ずっとそばにいさせてください!」


「喜んで。シーエラ、君は俺の女だ……絶対に誰にも渡さない」


「うん…はい!」


ユリオンは自分の所有を示すかのように、彼女を強く抱きしめた。シーエラもそれに応えた。


彼女は顔をユリオンの胸に押しつけ、幸せそうな笑顔を浮かべていた。


「……ユリオン様、私の願いを聞いてもらえますか?」


「ああ、もちろんだ」


「私は……ずっと、ユリオンのそばにいたいです。たとえ短い間でも、ユリオンが困らない限り……」


彼女は湿った瞳を上げ、その中にはかすかな不安が見えた。


「もちろんだ。むしろ、俺がお願いしたいくらいだ」


「えへへ……」


ユリオンの承諾を得て、シーエラは柔らかな笑顔を見せた。


「だけど……最近は処理しなければならない仕事が多くて、しばらく<方舟要塞>に留まらなければならないかもしれない。半月……いや、少なくとも一ヶ月は、君に会いに行けないかもしれない」


「大丈夫ですよ、お休みの時にお部屋にお伺いしますから」


「そうか、それは助かるよ」


エルフの少女の心遣いに、ユリオンの心の中の愛情がますます膨らんでいく。


「ユリオンさ――うぅん〜」


「はぁ――呼び方が元に戻ってるじゃないか?」


「す、少し時間をください……」


顔を赤らめたシーエラは、視線を避け続け、今の自分をユリオンに見せたくないようだった。


「それに……しばらくは、まだ公の場では、その呼び方ができないと思います……」


「わかってる、ゆっくりでいいよ」


シーエラに突然自分の名前を呼ばせることは、他のNPCたちの不満を引き起こすかもしれない。ユリオンが権力を使えば黙らせることもできるが、それは最終手段と考え、なるべく強硬な方法は使いたくなかった。


「それで、その……まだ時間がありますよ……」


彼女はもじもじと身体を揺らし、ユリオンもシーエラの気持ちを察した。


「ふふ、そうだね」


彼は再びシーエラの体を抱きしめ、その柔らかさを楽しんだ。


結局、二人はほぼ夜明け近くまで浴室から出られなかった。


幸い、彼らは最高位の種族であり、睡眠不足や激しい体力消耗で倒れることはなかった。

本作をお読みいただき、誠にありがとうございます。


これからも引き続き頑張って執筆してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


最後に――お願いがございます。


もし『面白い!』、『楽しかった!』と感じていただけましたら、ぜひ『評価』(下にスクロールしていただくと評価ボタン(☆☆☆☆☆)があります)をよろしくお願い致します。


また、感想もお待ちしております。


今後も本作を続けていくための大きな励みになりますので、評価や感想をいただいた方には、心から感謝申し上げます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ