〜進み出す物語〜
どうも、ふれっどです。
すごく遅くなってしまいました!2話です!
ここから物語が展開されていきます。
ここ最近はコロナがひどいですね…
いろいろ起こってはいますが、不要不急の外出は控えましょう。
それではどうぞ!
乃愛はこう聞いた。
「いったい何があったの...?」
私は震えながらこう答える。
「寝ようと思ったらすごく怖くなって...孤独感が強くなった。」
乃愛は心配して寝るまで電話してくれた。
次の日の朝、気づくと電話が切れている。
昨日までの感覚が嘘みたいに思える。私は気にせず何気なく過ごした。
そうして過ごしていたら乃愛から電話がかかってきた。
昨日の話も交えながら普通に会話していた時、ふとこんな言葉を口にしてくる。
「ねえねえ、清水君知ってるよね?」
私はとっさに、
「うんうん知ってる!あのしっかりしてる男子ね!」
と答えた。乃愛はこんな提案をしてきた。
「今度あの子に相談してみたら?」
私は困惑した、気になる人に急に相談だなんて...
「ええ..でもまだ話したこともないんだよ?」
「でも清水君も臨床心理士目指してるから、互いにいい機会だと思うよ!」
「うーん..乃愛がそう言うのなら..」
私は少し引き気味だったが、することにした。
その夜、昨日と同じことが起きた。同じように電話をしてみる。
乃愛は出てくれたけど、眠そうだった。
「今大丈夫かな...?」
「大丈夫だよ。話聞いてあげる。」
「ありがとう...」
またその夜も同じように互いに話して、明日どうするかの話もした。
その夜も、昨日と同じように通話をつなげたまま互いに寝ることにした。
そして、翌日。昨日と同じ...かと思ったが少し違った。
少し倦怠感と腹痛に襲われた。
でも、今はこれくらい大したことはないと思って学校にいった。
私がついたころには清水君も乃愛も学校にいた。
乃愛は昨日のうちに、清水君に話がしたいとアプローチしていたらしい。
私は緊張していた。話すのは放課後...なのにと思っていた。
そう思っていた時、乃愛が話しかけてきた。
「やっほー。あれ?どうしたのさ。そんな固くなって。」
「いや...やっぱり緊張するなぁって..」
「まったくもう...臆病になったんだね...ふふっ。」
私はその言葉に顔が赤くなった。赤面症でもないのに。
「あー、赤くなってるー!やっぱり恥ずかしいんだ!」
乃愛は笑顔でそう言ってた。私も笑ってしまった。
私は授業を受けている間、少し自分のことについて考察していた。
まずわかってるのは、温泉に行ってから性格などが変わったのと、昼と夜の違い。
昼は特に問題なく過ごせるけど夜はさみしさに特に襲われる。
この部分はいったいどういうことなんだろうと疑問に思っていた。
前より集中力が途切れた感じはあったけど、学校は問題なく過ごせた。
そして放課後、乃愛は私を引き連れて清水くんの元へ連れてってくれた。
私は心臓がドキドキしてた。けどなぜだか乃愛がいてくれるのがとても心強く感じれる。
「大翔くん!前言ってた子!連れてきたよ!」
「んー?お、ありがとね!」
清水くんはとても明るく笑顔で接してくれてる。
こうして近くで見るとすごく爽やかで私はとても好きだった。その笑顔に引き込まれそうだな…と思っていると、清水くんは私に話しかけてきた。
「君が美音ちゃん?よろしくね。」
「う、うん…よろしくね。」
私は挨拶がぎこちなくなってしまった。それに気づいたのか、清水くんは首を傾げ、乃愛は変な笑いをうかべてこう言う。
「またぁ…恥ずかしがり屋なんだから。」
と、横腹をつつかれる。私は「んっ…」悶えて顔が熱くなる。清水くんは少し笑って、
「いっつもこういう子なの?」と聞く。
乃愛は、
「ほんの少し前からね。」と答えた。
「じゃあ少しだけ話すか。あんまり時間ないからあれだけど…。」
私は清水くんに言われて咄嗟に机に座る。
そこで、今回相談に至るまでの経緯を話してみた。
所々言葉が詰まってしまったけれど、清水くんは
ゆっくり頷きながら話を聞いてくれたし、
乃愛も近くにいてくれてたからなんだか安心した。
そして話を終えて清水くんは、
「そっかそっか、それは辛かったね。」
と、共感してくれた。
この言葉は特に解決にまでは至ってないものの、
すごく身体が楽になるような感覚があった。
「大体の話は理解したよ。僕もまだまだ未熟な面はあるから完璧にわかるわけじゃないけど、色々調べてみるね。今日はここにいると怒られるから終わろ?」
「そうだね。乃愛も清水くんもありがとうね。」
そう言って席を立ち上がろうとすると、乃愛が
「ねぇ?LINE交換したら?」
と言ってくれて、私も清水くんも「あっ」と思い、
そのままLINEを交換した。清水くんは
「いつでも相談しておいで。」
と答えて?、私と乃愛と一緒に教室、学校を出た。
その帰り道、乃愛は
「話してみてどうだった?優しいでしょ?」
と聞いてきて、私は思ったままに
「そうだね。少し楽になったかな。」
と答えて、乃愛は笑顔で私の背中をさすってくれた。
ようやっと1歩進めた気がする。
いかがでしたでしょうか?
今回は少し長めですw
ようやっと主人公も進み出しました!
今後の展開に期待を…
それでは!次でまたお会いしましょう!