表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精神バクテリアと恋  作者: ふれっど
2/4

〜進み出す物語〜

どうも、ふれっどです。

すごく遅くなってしまいました!2話です!

ここから物語が展開されていきます。

ここ最近はコロナがひどいですね…

いろいろ起こってはいますが、不要不急の外出は控えましょう。

それではどうぞ!

乃愛はこう聞いた。

「いったい何があったの...?」

私は震えながらこう答える。

「寝ようと思ったらすごく怖くなって...孤独感が強くなった。」

乃愛は心配して寝るまで電話してくれた。

次の日の朝、気づくと電話が切れている。

昨日までの感覚が嘘みたいに思える。私は気にせず何気なく過ごした。

そうして過ごしていたら乃愛から電話がかかってきた。

昨日の話も交えながら普通に会話していた時、ふとこんな言葉を口にしてくる。

「ねえねえ、清水君知ってるよね?」

私はとっさに、

「うんうん知ってる!あのしっかりしてる男子ね!」

と答えた。乃愛はこんな提案をしてきた。

「今度あの子に相談してみたら?」

私は困惑した、気になる人に急に相談だなんて...

「ええ..でもまだ話したこともないんだよ?」

「でも清水君も臨床心理士目指してるから、互いにいい機会だと思うよ!」

「うーん..乃愛がそう言うのなら..」

私は少し引き気味だったが、することにした。


その夜、昨日と同じことが起きた。同じように電話をしてみる。

乃愛は出てくれたけど、眠そうだった。

「今大丈夫かな...?」

「大丈夫だよ。話聞いてあげる。」

「ありがとう...」

またその夜も同じように互いに話して、明日どうするかの話もした。

その夜も、昨日と同じように通話をつなげたまま互いに寝ることにした。

そして、翌日。昨日と同じ...かと思ったが少し違った。

少し倦怠感と腹痛に襲われた。

でも、今はこれくらい大したことはないと思って学校にいった。

私がついたころには清水君も乃愛も学校にいた。

乃愛は昨日のうちに、清水君に話がしたいとアプローチしていたらしい。

私は緊張していた。話すのは放課後...なのにと思っていた。

そう思っていた時、乃愛が話しかけてきた。

「やっほー。あれ?どうしたのさ。そんな固くなって。」

「いや...やっぱり緊張するなぁって..」

「まったくもう...臆病になったんだね...ふふっ。」

私はその言葉に顔が赤くなった。赤面症でもないのに。

「あー、赤くなってるー!やっぱり恥ずかしいんだ!」

乃愛は笑顔でそう言ってた。私も笑ってしまった。

私は授業を受けている間、少し自分のことについて考察していた。

まずわかってるのは、温泉に行ってから性格などが変わったのと、昼と夜の違い。

昼は特に問題なく過ごせるけど夜はさみしさに特に襲われる。

この部分はいったいどういうことなんだろうと疑問に思っていた。

前より集中力が途切れた感じはあったけど、学校は問題なく過ごせた。


そして放課後、乃愛は私を引き連れて清水くんの元へ連れてってくれた。

私は心臓がドキドキしてた。けどなぜだか乃愛がいてくれるのがとても心強く感じれる。

「大翔くん!前言ってた子!連れてきたよ!」

「んー?お、ありがとね!」

清水くんはとても明るく笑顔で接してくれてる。

こうして近くで見るとすごく爽やかで私はとても好きだった。その笑顔に引き込まれそうだな…と思っていると、清水くんは私に話しかけてきた。

「君が美音ちゃん?よろしくね。」

「う、うん…よろしくね。」

私は挨拶がぎこちなくなってしまった。それに気づいたのか、清水くんは首を傾げ、乃愛は変な笑いをうかべてこう言う。

「またぁ…恥ずかしがり屋なんだから。」

と、横腹をつつかれる。私は「んっ…」悶えて顔が熱くなる。清水くんは少し笑って、

「いっつもこういう子なの?」と聞く。

乃愛は、

「ほんの少し前からね。」と答えた。

「じゃあ少しだけ話すか。あんまり時間ないからあれだけど…。」

私は清水くんに言われて咄嗟に机に座る。

そこで、今回相談に至るまでの経緯を話してみた。

所々言葉が詰まってしまったけれど、清水くんは

ゆっくり頷きながら話を聞いてくれたし、

乃愛も近くにいてくれてたからなんだか安心した。

そして話を終えて清水くんは、

「そっかそっか、それは辛かったね。」

と、共感してくれた。

この言葉は特に解決にまでは至ってないものの、

すごく身体が楽になるような感覚があった。

「大体の話は理解したよ。僕もまだまだ未熟な面はあるから完璧にわかるわけじゃないけど、色々調べてみるね。今日はここにいると怒られるから終わろ?」

「そうだね。乃愛も清水くんもありがとうね。」

そう言って席を立ち上がろうとすると、乃愛が

「ねぇ?LINE交換したら?」

と言ってくれて、私も清水くんも「あっ」と思い、

そのままLINEを交換した。清水くんは

「いつでも相談しておいで。」

と答えて?、私と乃愛と一緒に教室、学校を出た。


その帰り道、乃愛は

「話してみてどうだった?優しいでしょ?」

と聞いてきて、私は思ったままに

「そうだね。少し楽になったかな。」

と答えて、乃愛は笑顔で私の背中をさすってくれた。

ようやっと1歩進めた気がする。


いかがでしたでしょうか?

今回は少し長めですw

ようやっと主人公も進み出しました!

今後の展開に期待を…

それでは!次でまたお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ