表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「旧作」闊歩する禁忌  作者: ふぇるさん
8/58

第5話 イケメンなサソリ


精霊だから出来たこと




…なんかのCMみたい

『超隠蔽!』




光球の後に続いて歩く。



先程の大穴とは打って変わって、洞窟の中は殺風景だ。


ゴツゴツとした石ころ…だが、今の俺の体は虫レベルの大きさ。


目の前の石ころを超えるのにも一苦労だ。


できるだけ平らな所を進むようにしているのだが…


この洞窟、少し傾斜しているようで、俺はこの傾斜を登っている状態だ。


そりゃぁきついわな。




数分か…少し進んだところで、匂いがきつくなってきた。


うぇ…くせぇ…


鼻をつまみながら先へ進む。



カサカサ…


ギチチチチチ…


生理的嫌悪感を催す声が聞こえた…


キチッ…カサカサ…

……キリッ!



目が合った。


『超隠蔽』を使用していても、姿は隠せる訳では無い。ただ気配が極限まで消えて、影が薄くなるだけなのである。



岩の隙間から顔を出したのは真っ黒な装甲に身を包んだサソリでした。





『くぁwせdrftgyふじこlp!!?!??!』




全身の毛が逆立つ。

(精霊のこの体。

毛なんて生えてないんだけどね。)




『グレイ!』『グレイ!』『グレイ!』『グレイ!』『グレイ!』『グレイ!』『グレイ!』




俺の周りに、白色の炎の塊…上級光魔法『グレイ』が複数展開された。



『おら!!殺せええぇぇぇぇぇぇぇぁあ!!!!』





ドドドドドドド!!!!






「ぴぎゃーww」



ーーーーーーーーーーーーーー



MP 663/2063




『くそっMP温存していたはずだったのに…』


先程のサソリは、黒い甲殻に複数の凹みを残して息を引き取っていた。


恐らく衝撃波で中がスクランブルエッ…ヴォェェェェェエ!!



…上級魔法であろう魔法だったが、この薄い装甲が貫通できない。サイズが小さいという理由もあるのだろうが、


これは単純にステータスの問題だと思う。


Str20じゃぁ足りないのかもね。



このサソリに鑑定をしてみる。




氏名-------


年齢 5歳


種族 ハルト-スコーピオン


性別 オス



ーステータスー


LV 64


HP 0/54032

MP 2508/2508


STR 102

VIT 2073

DEX 439

AGI 203

INT 10



うわ体力多っ

こやつ防御特化タイプじゃぁないか。


この装甲に凹み作っただけなんだけど、初めてにしては上出来な感じかな?







甲殻に残る凹みの数を数える。


全部で7つ。


計算すると『グレイ』が1回で200の消費だと分かる。


どんだけ取り乱してたんだよ俺…





その時であった。

脳内に直接声が聞こえた。




『レベルが上がりました』




おっ?レベル上がった。






『レベルが上がりました』


『レベルが上がりました』


『レベルが上がりました』


『レベルが上がりました』


『レベルが上がりました』


ーーーーーーーーーーーーーー


『レベルが上がりました』


『レベルが上がりました』




おぉ…やっと止まったみたい。




『ステータス』







氏名-------


年齢 0歳


種族 インスパイア


性別---



ーステータスー


LV 26(5)


HP 85/85

MP 720/8093


STR 503

VIT 684

DEX 57

AGI 73

INT 7250



ースキルー



『鑑定』『状態異常完全抵抗』『超回復』『全ステータス10倍』『超隠蔽』『貫通』『炎魔法(23)』『水魔法適正』『土魔法適正』『風魔法適正』『光魔法(43)』『闇魔法適正』『並行思考』『タキサイキア』『不眠不休』『必要食事量超軽減』『生殖機能低下』『回復魔法』『神聖魔法』『爆裂魔法』『MP自然回復+(3)(new)』




ー称号ー


『憤怒』『神殺し』『アビス』『復讐姫』『人格なき学識』『禁忌』『法王』『管理者の加護』『聖人』







INtだけ値おかしいのですが…


およ?

新しいスキルが追加されてますね。





『MP自然回復+』


MPの自然回復力が上昇する。


魔法使いは、このスキルを持っているか否かで、

給料が変化する。


よって皆、このスキルを取得しようとするが、

取得条件が曖昧なため、獲得できたのはごく一部の者だけである。





おぉ…これがあればmpに困ることも少なくなりそうだ。


今度はこれを優先的に上げていこうかな…








『レベルが一定以上になりました。進化可能です。』




ん!?




『進化先を表示しますか?(上目遣い)』




あっはい




『管理者の加護発動。進化先を追加致します。』




進化元

『インスパイア』(G−)



『進化先』




『ヴァイス-シュピリトゥス』(F)


『ロート-ドンナース』(F)


『グラウスリヒテス』(E)


『神霊』(F)


『ストラーフ』(F)








『ヴァイス-シュピリトゥス』


純白の精霊


見た目は空き缶サイズの女の子


めっちゃかあいい


気に入った人の前にしか姿を現さない。


稀に死んだ人の魂が一定期間同じ空間に留まると、魂はこの精霊になると言われている。


言わば地縛霊的なものだ。


その場合、魂に残った経験は、そのまま彼女に受け継がれる。





『ロート-ドンナース』


血のように赤黒く染まった雷を身にまとっているのが特徴。


もし赤い雷が落ちたら彼はその周辺にいるであろう。


獰猛な性格で目に入る生き物に片っ端から戦いを挑んでく。


だがFランクなので、大抵の敵には負ける




『グラウスリヒテス』


『ライト』発動後に観測された精霊。


元は普通の精霊であったが、

地を這う病の影響で灰色に変色してしまったもの。


常に病を身に纏う。


その土地から離して、数年すれば通常状態に戻るとされる。


稀に、この状態が通常状態という個体も存在する。




『神霊』


管理者の加護により追加された精霊


神聖魔法が一通り扱える。


この精霊を見ることの出来た者は、過去に2人しかいない。




『ストラーフ』


管理者の加護によって追加された精霊


精霊とドラゴンの間に産まれたハーフ

(…という話があるだけで、実際は、二足歩行型の竜の形をした精霊である。)


魔界に行くと、たまにいる。


Fランクの癖に地味に強い


この個体の頭部分の大きな鱗は、

恐怖の象徴として高額で取引される。






第5話 お待たせ致しました。


今回は『ヴァイス-シュピリトゥス』の容姿についてお話はしようと思います。


髪の毛は銀髪

来ている服は白色のワンピース

見た目は小学生ぐらい。

目の色は青

魂が変質した個体は赤

たまに白いサンダルを履いているが、大抵は裸足。


…まぁこんな感じですかね?

要するにくっそかわいいってことですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ