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「旧作」闊歩する禁忌  作者: ふぇるさん
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第0話 特異点

今回のお話…少し長くなってしまいました。申し訳ないです。


良ければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

これはとある管理者のお話。

彼女はたくさんの世界を創造し、管理、そして保護してきた。

人は彼女のことを"慈愛の女神"と呼んでいる。


あながち間違ってもいないだろう…


だが彼女はそれを否定した。


『私は神ではない。管理者だ』


この謙遜の台詞は後に、『自らの意思で罪を背負った英雄』と共に歴史に刻まれるだろう…




ーーーーーーーーーーーーーーーー

 ーーーーーーーーーーーーーー

  ーーーーーーーーーーーー



私の名前は『エリス』今はとある企業の社長。




元は平行世界について研究しているただの研究員だった。


出来て間もない平行世界に、生き物を創造し住まわせ、知恵を与えた。


その過程により、生き物を創造するにはかなりのエネルギーが必要となることが分かった。


当時の私はそれほど資金がなく、その世界に十分に住まわせられる量の生き物を用意するのにかなり時間がかかった。


だがその努力が実ったようだ。

学会に発表した時はかなりの反応があった。


調子に乗った私は、その世界の作成法を条件を付けて公表することにした。


だがそれが間違いであった。



ある人はの生き物の感情を操り戦争をさせる…


ある人は生き物を魔改造させる…


またある人は兵器の研究を…


いくら別の世界だからといって好き勝手やっていいものでは無い。


…創造した生き物にもちゃんと感情があり、性格があり、そして生きている。


私は規制をかけた。


『私たちがこの平行世界に干渉するのを禁止する』


…と


理由が人道的なこともあってか、事は上手く進んだ。


利用者も規制が設けられてから、自分のやっていたことに反省し、考えを改めてくれた。


もうこれで大丈夫だ…と思ったのがつかの間。


また新たな問題が発生した。



初まりは、先程出てきた生き物を操り、戦争をさせてた世界の管理人だ。


彼は臨場感のあるゲームのようで楽しい。


という軽はずみな理由で管理をしていた。


だが干渉が出来なくなってからは興味を無くしたようだ。


『この世界を廃棄したい。方法を教えてくれ』


と申し出てきたのだ。


自分勝手なやつだ…


ペットを買ったのだが成長して可愛くなくなったので捨てる…


そんな感覚でこの世界を手放すのが許せなかった。


手に負えない。とずっと放置されるよりかは、私が管理する方がマシだと考えて、その申し出を受けることにした…


それからは、その話を聞いた他の所有者も押し付けてくるようになった…


私の手元にはいくつもの管理が行き届かなくなった平行世界。


私は後悔した。これは調子に乗って広めた私の責任だ。











それから数日後か、


途方に暮れた私に1つの朗報が来た。


『平行世界の観察がしたい』


というものであった。

その依頼の差出人はとある公務員


言うに気象の観測のデータの収集、政治及び経済の研究など…


要するに仕事的なものであった。


私はその依頼を快く請け負った。


その依頼のおかげで国から補助金が下ろされ、

私は人手の確保、施設の増設をすることが出来た。


国もその観察結果のおかげで法律や憲法の改正が行われ、なんか凄いことになっていた。(語彙力皆無)


その結果が私の背中を押したのだろう。

私は平行世界の修正を過去より一層努力した。


だがその中で唯一修正が出来なかった世界があった。


それは物理法則を少しばかりいじった世界。

物語やゲームにあるような世界観を再現しているようだ。

魔法があり、魔物が存在し、ステータスの閲覧が可能となった世界。


科学は全くと言っていいほど進んでいないが、魔法と呼ばれる新しいエネルギーの研究はかなり進んでいる。


そんな世界に異常が現れた。


管理者権限が通らないのだ。


私は理由を探すため、その世界を観察することにした。





その理由はすぐに見つかった。





神を名乗るものがその権限の1部を利用していたのだ。



()()は権限を利用し、魔物の操作を行っていた。


今すぐに止めようとした。だが出来なかった。干渉の禁止もある…だがそれだけでは無い。優先度が()()の方が高かったのだ。


()()()はそれを魔を統べるものという意味を込め









『魔王』と名付けた。









魔王の力は強大でこのまま放置しているといずれかは逆に()()()()()()()してくる恐れがあった。





権限が通らないとなると、方法は限られて来る。




この世界を消す。



この世界の誰かに力を授け、魔王を倒してもらう。



力をさずけた者をこの世界に送り、魔王さんを倒して貰う。



主にこの3つの案が出た。


世界に干渉するのは禁止したのだが、今回は緊急事態なので特例で使用を許可することにした。



1つ目は完全に最終手段だ。だからこれは保留…


2つ目、これが1番賛成が多かった。


だがそれは失敗に終わった。距離による減衰も相まって、送れたのは焚き火が灯せる程度のエネルギー…



3つ目…これは誰かを巻き込んでしまうことになる…


最初は私が行こうとしたのだが、やはり力が足りなかった。


送れるとしても虫レベルの小さな生き物のみ…




ここで1つの案が出た。そのレベルの生き物に将来性のあるスキル 及び称号を与え、送るという方法であった。



このレベルの生物となると知能がない…




だがこの生き物に一般教養を身につけた知的生物の魂を定着させる。という方法を取ることにより、それは解決した。





時間がもうないのでその案で決行となった。





「えっと…これらの生物に適合する魂は…っと」



条件をpcに記入していく…









『検索結果ー1件』

地球、生体番号 254d-ar45-t828-a58f-3lh0


-北上(きたかみ) 優斗(ゆうと)-










「今すぐに異世界転生用トラックを用意してくれ。」


「了解しました…」

ここまで読んでくださりありがとうございます。















うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!


ブックマークありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!


。゜(゜´Д`゜)゜。

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