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「旧作」闊歩する禁忌  作者: ふぇるさん
17/58

第14話 ホラーゲーム?

小説の違和感のある所や、気持ち悪い所は土日に修正する予定です。


『光球』に照らされたのは、


虚空を左脇に抱え、走る精霊。


彼の名前は北上 優斗


虚空の名前は、ヴァイス。


今は魔法の影響で透明化しているようだ。


そして彼らの後ろ



その後ろには異臭を放つ異形が…


既に数メートル程の距離まで近づいてきていた。





ーーーーーーーーーーーーーー



ヒタ ヒタ ヒタ




くそっ!もう追い付いてきた!



『タキサイア』が完全に発動する。



流石にこれはまずい。






『プラッツェン!』






あらかじめ用意してた魔法を後ろに放つ。



今回になって初めて出てきました。

爆裂魔法です。




爆裂魔法には2種類ある。


1つ目


広範囲を爆発の衝撃波と熱波で攻撃する魔法。


これは、拡散が酷く、離れれば離れるほど威力が減る。


言わば近距離用の魔法だ。



2つ目


爆発魔法を付与した、魔力の塊を放つというもの。


これは攻撃範囲が小さいが、威力及び火力が1つ目と段違いに異なる。


だが、これは外すと効果はない。これは遠距離用の魔法だ。




俺がさっき使ったのは爆裂属性最下級魔法の『プラッツェン』ただ単純に、爆発を起こす。というもの。


タイプで言うと1つ目の近距離用の魔法だ。



左に抱えてた虚空…ヴァイスを前の方に持ってくる。


爆発の影響のないように。



『プラッツェン』『プラッツェン』『プラッツェン』『プラッツェン』『プラッツェン』…


後ろに、間隔を開けないように、放つ。


足止めになっているようだ。足音が少しずつだが、遠ざかっていく。僅かな違いだが、これだけでも上出来だ。




ーーーーーーーーーーーーーー


あの分かれ道の所まで来た。



フェルマジロの巣に続く道に入ろうとする。



ひたひたひたひたひた








うわっっキモッッッ!!




左の通路から出てきたのは、




四肢と首が異様までに伸びた魔物。


その手には、1つの大鎌が。



肌は真っ赤に濡れており、『光球』に照らされ、艶めかしく輝いている。オエッッ…



顔は、取ってつけたような…これ…機能しているのか?飾りのような、目と口が、顔に()()()()()()()


駄目だキモすぎる。


生理的嫌悪が半端ない。





前の方から3びきのフェルマジロが…

この名前…定着しちゃったな。




ケケケケケ…

ケケッ!!?!???!




巻き込んじゃってごめんね?




フェルマジロは標的を俺から、後ろを追いかけてくる徘徊者に移したらしい。


やはりそちらの方が危険と判断したか…




パシュッパシュッ…


フェルマジロが鱗を飛ばす音が聞こえる。


フェルマジロ頑張れ!負けるな!



キィィィィィィン…



なんか弾かれる音が後ろから聞こえたなぁ。



あのえちえちな艶めかしいボディの癖に生意気だぞ。


後ろから何か切り裂くような音が聞こえる…















……ひたひたひたひたひたひた









ギャアアアアアアア……







ーーーーーーーーーーーーーー





洞窟の奥から音が響く。


一定のテンポを保った爆発音が、くぐもった音となる。


場所により音の振動数が変化してくる。




それはまるで、1つの曲のようだ。




ーーーーーーーーーーーーーー



フェルマジロの巣へたどり着いた。


前科があったせいで、中のフェルマジロは皆、警戒しているようだった。




無数の鱗が飛翔して来る弟がした。



『うぉっ!』


ヴァイスを自分の後ろに来るように抱える。




集団の力により、凄まじい連射力となった鱗が全て俺目掛けて飛んでくる。


体を少しばかり傾ける。



無数の、金属と金属の擦れる音、当たって、弾かれるような音、妙な音を立てて擦れる音が響く。


だが、貫通したような音はしない。





VIT値3000越え…装甲厚30mmをナメめるな。


我が傾斜装甲ではじき飛ばしてやるHAHAHAHAHA…





フェルマジロは鱗を発射した後、少しばかりの硬直時間が発生する…はず…




そのうちに…突っ切る!




フェルマジロの間を疾風の如きスピード(agi800ほどなのでそこまで早くはない。)で駆け抜ける。


どうやらフェルマジロは既に俺よりも脅威度の高い、後ろのやつを標的にしていたようだ。


目立たなさそうな横穴に入ってく。


その時、見てしまった。


追いかけて来たあのキモイの…あいつがフェルマジロに対して無双しているのを…


やっべぇ…かっけぇ…けどキモイ。



フェルマジロを大鎌で切り落としていく、そいつはめっちゃクールだった。




だが、俺の生理的嫌悪感は拭えなかったようだ。

アッッッキモイッッッ…ケド…カッコィィィィィ↑↑↑

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