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「旧作」闊歩する禁忌  作者: ふぇるさん
15/58

第12話 最下層無双

(^o^≡^o^≡^o^≡^o^)


洞窟を数十分程進んだところだろうか、

先程の通路とは打って変わって、かなり広めな場所にたどり着いた。


別れ道だ…どちらへ進もう…


ここは『クラピ〇カ理論』!!


大抵の人は左の通路に行きやすい。


よって左に魔物がいっぱいいるだろう。(暴論)





よしじゃあ、ひだ…「危ない!!」





!!!





スキル『タキサイア』が発動したようだ。


高いint値もあってか、自分の体が止まって見える。


スキル『タキサイア』は生命の危機を感じると、体感時間が長く感じる。というもの。


身体能力は強化してくれないみたいだ。



周囲を見渡す。



右の通路の方からだ、


無数の鱗のようなものが飛んで来ていた。





自分のvit値なら、これを弾けるだろうが、いかんせんヴァイスが居る。流れ弾が当たってしまったらダメだ。


なので弾くのは無しだ。


その論からいくと、避けるのもダメだな。当たっちゃう。





そもそも身体能力の方は成長途中。期待はできないので魔法で迎撃することにする。




壁系統の魔法はどれか分からないので、(おい)

『グレイ』で撃ち落とすことにした。


有り余ったint値を使い、鱗の弾道を予測する。



『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』『グレイ』


『グレイ』を鱗の数分だけ発動する。


光の玉が形成される前から鱗の方に魔法を飛ばす。


そうでもしないと、鱗が俺の視界外に出てしまう。


顔を向ける時間が勿体ない。

視界に写るうちに迎撃しなくては。


魔法が完成すると同時に、鱗と『グレイ』が衝突する。



1発…2、3発……



鱗が魔法に当たって無力化されるのを確認する。

…よし大丈夫なようだ。



…4…5,6,7…8,9…




7発目がギリギリだった。

危ない危ない…




……10,11……12!!




全て迎撃出来たようだ。


だが、『タキサイア』はまだ発動している。



光の影になった右通路から、


数匹の、ヤマアラシとアルマジロを足して2で割ったような生物が現れる。


体表に付いた鱗状の毛をこちらへ向けてくる。



プシュッ


サプレッサーを付けたスナイパーライフルのような、軽快で、それでいて、重厚な空気音が発せられる。


今度は3つ



『グレイ』『グレイ』『グレイ』


またグレイを向かわせる。



このままでは、埒が明かないので、こちらからも攻撃することに。


光属性使用可能魔法欄を眺める。


これが、戦闘中にこなせられるのも、高いint値と『タキサイア』のおかげである。


あっこれ強そうだな。


上級魔法より位の1つ高い魔法少し呪文が長いが、ロマンがあって好きだ。



『シュアシュティーレン-シャル-シュトラール-シーゼン』



この、戦闘中に唱えるようなものでは無いくそ長呪文を、脳内で瞬間的に唱える。






衝撃波と共に周囲が光で包まれた。


耳鳴りがうるさい……



これ、室内でやる魔法じゃあないな。

そう後悔しても後の祭り、



数分間その場所で足止めを食らうことになった。




『レベルが上がりました。』


LV1→LV34




あら?表記変わったの?前までは上がった数だけ『レベルが上がりました。』ってアナウンス来ていたけど…


『えっと…実は「うるさいから、ひとつにまとめろ。」という苦情が多数殺到してまして、先日急遽アップデートさせて頂きました。』


…えっと…大変なんだな、ステータスも。


『いえ…あなた様程と比べてしまうと…』



…おっ耳鳴りが収まって来たようだ。



先程の魔法、『ライト』の下位互換のようで、洞窟の外壁が、少し溶けている。


もちろんさっきの魔物もスプラッター以前に、焦げて、原型が分からなくなってる。ちょっと美味しそうな匂いが漂う。


…こいつ…食べられんのか!?


…まぁ今の俺は、『必要食事量超軽減』のせいで、あんまし食欲湧かないんだけどね。




…怪我をした時のためにとっとくか。


『深淵』


手元に黒色の時空の裂け目が発生する。


こんがりヤマアラシ・アルマジロモドキをぶち込んでく。



そうだそうだ、入れる前に鑑定だけしておこう。




氏名-------


年齢 5歳


種族 フェル・ゲ・ヴェーヴァ


性別 メス



ーステータスー


LV 83


HP 0/10253

MP 584/584


STR 1004

VIT 1452

DEX 648

AGI 610

INT 524




この子は、前のサソリと違って、攻守万能型のようだ。


レベルがアップした自分のステータスも把握しておこう。



氏名-------(ユウト)


年齢 0歳


種族 ストラーフ


性別---



ーステータスー


LV 34(10)


HP 20624/20624

MP 65312/85319



STR 2086

VIT 3526

DEX 519

AGI 821

INT 18053




ースキルー


『鑑定』『状態異常完全抵抗』『超回復』『全ステータス10倍』『超隠蔽』『貫通』『炎魔法(23)』『水魔法適正』『土魔法(12)』『風魔法適正』『光魔法(57)』『闇魔法適正』『並行思考(3)』『タキサイキア』『不眠不休』『必要食事量超軽減』『生殖機能低下』『回復魔法』『神聖魔法』『爆裂魔法』『MP自然回復+(16)』『始祖の威圧』『神通力』『深淵』『滅槍』






ー称号ー


『憤怒』『神殺し』『アビス』『復讐姫』『人格なき学識』『禁忌』『法王』『管理者の加護』『聖人』『「真」アビス』





レベルアップしてagi821でしょ?以前のagi値めっちゃ低かったんだな。


この値でフェル・ゲ……

…フェルマジロに身体能力で挑んでたら不味かったな…






…結構LV上がって美味しいな。


フェルマジロって右から来たよな?


ということは右にフェルマジロの巣が。


…じゅるり





(この後優斗は、タキサイアが切れて痛い目(頭痛)を見るのだが、それはまた別のお話。)






ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー



「ユウト凄い…」


MP消費の激しい上級魔法『グレイ』の同時展開(1個ずつ展開してたが、スピードが早すぎて同時展開に見えた。)


そして高級魔法…私のお父さんでも、術を完成させるのに数分かかるような魔法をあの一瞬で…


あんな戦い初めて見た。


もしかしてユウトって、魔神様の生まれ変わり!?


(魔神とは魔法を司る神さまのこと。もちろん優斗はそんな上級の存在ではない。ただの一般peopleだ。)



申し訳ない。誤字がある可能性が…


ε≡ ヽ__〇ノ… _| ̄|○


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